アルゼンチンアリについて

  アルゼンチンアリは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき「特定外来生物」として指定されており、輸入、飼養、運搬等が禁止されている、南米原産のアリです。
 日本国内では平成5年に広島県(廿日市市)で最初に発見され、その後兵庫県、山口県、愛知県、神奈川県、岐阜県、大阪府、京都府、静岡県、徳島県、東京都、岡山県で確認されています。
 愛知県内では、平成17年に田原市、平成23年に豊橋市で生息が確認され、東海市では平成27年4月に確認されました。

 
ari(写真は、環境省中部地方環境事務所より提供)
 働きアリ。全体的に茶色で、体長は2.5~3.0mm。在来種のアリより素早く動く。
 
 雑食性で、アブラムシ類の甘露や花の蜜の他、果物、トウモロコシなどの芽、花、実、昆虫などの遺体をエサとし、人間の食べ残しなどにも行列を成して群がることがあります。
 巣は在来種のアリのように地面に深く作ることはなく、地面の表層、コンクリートの割れ目、ブロックの隙間、植木鉢やプランターの中や下、廃棄された空き缶や容器、積もった落ち葉の中など、様々な小空間が利用されます。
 働きアリは気温5度から35度で活動し、在来のアリのように冬眠の習性はなく、真冬でも昼間の温度の上がった時間帯や家屋内においては活動が確認されています。

 

アルゼンチンアリによる被害

1 生態系への影響
 元々日本に住んでいる種類のアリ(在来種)の減少や絶滅、また、それによる他の生物や地域の植生の変化など、生態系を壊してしまう恐れがあります。
2 人の生活や健康への被害
 家の中へ侵入し、行列を作り食べ物に群がることがあります。
 また、他の自治体において、寝ている間に人間の身体にかみつき、ゆっくり眠れないという被害も報告されています。

東海市の取り組み

 国立環境研究所五箇公一室長の指導及び環境省作成のアルゼンチンアリ一斉防除マニュアルに基づき、毎月駆除を行い、四半期ごとに生息状況調査を行っています。

●東海市の使用している殺虫剤

 ○ベイト型殺虫剤(固形)

  働きアリがえさを巣に持ち帰り、仲間に分け与える修正を利用した殺虫剤(有効成分:フィプロニル)を用い、

 アルゼンチンアリの生息範囲を囲むように設置します。殺虫成分入りのえさを巣の仲間へ分け与えることで、作用するの

 で、アリの巣を丸ごと駆除したいときや多くの個体数を減らしたいときに用います。

 ベイト剤

 ○ベイト型殺虫剤(液剤)

  アルゼンチンアリの生息確認地点及びその付近に、液剤(有効成分:フィプロニル)を、手動式の噴霧器により

 個体及び巣に直接噴霧する。

 液剤

●協力要請

 アルゼンチンアリの防除は特定の主体のみで実施できるものではなく、各関係者の連携・協力が必要とされています。また、企業内での生息が拡大すれば、荷物や残土等を運搬するための処理費用の拡大、外来生物法に抵触する危険性の増大など管理に支障をきたす恐れもあります。そのため、よりいっそう防除へのご協力をお願いします。

●アルゼンチンアリを移動させる可能性のある作業をされる方へ

 生息範囲内の道路沿いまたはその隣接する敷地内で、アルゼンチンアリを移動させる可能性のある作業(生息範囲内にある資材の運搬、ゴミまたは刈った草木の搬入等)をされる方は、アルゼンチンアリを生きたまま持ち運ばないよう、細心の注意を払ってください。

 ○方法

  作業をする場合は、すべて殺虫し、生きている個体がいない事を目視で確認してから運搬するようにしてください。

 袋に運搬するものを詰めて、内部に殺虫剤を充満させるなど、すべて殺虫してください。市販されているピレスロイド系

 殺虫剤で十分に効果があります。

市内での確認箇所

 市内での確認箇所については下図のとおりです。
 南柴田町及び新宝町の一部(工業専用地域または工業地域に該当)
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 東海市の最新調査結果はこちら(PDF 426KB) (令和元年7月)

アルゼンチンアリの見分け方
 環境省作成のパンフレットをご確認ください。
 
アルゼンチンアリの見分け方(PDFファイル,2.24MB) (環境省中国四国地方環境事務所発行)
 
 アルゼンチンアリと思われるアリを見つけましたら、生活環境課へご相談ください。