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その他の洋ラン

Q1.セロジネ インタ-メディアの栽培管理について教えてください。

A1.セロジネ インタ-メディアは、大変寒さに強いもので家庭でも育てやすい洋ランの一つです。
置き場所は、根を切って植え替えを行った場合、室内の日光の良く当たる場所に置いてください。日差しが強い時は、レ-スのカ-テン越しの光の方が安全です。夜の最低温度が10度を超えるようになったら、根が伸びてきますので外で管理してください。
夏は、遮光ネットなどで直射日光が当たらないようにし、風通しの良い場所が適しています。
植え替えは温室の無い場合、5月頃に行う方が良いと思います。
水やりは、気温の低い冬期は鉢の表面が乾いてから与える程度にしてください。水の与えすぎは根腐れの原因になります。気温が上がる春頃から生長を始めますので、4月下旬頃に戸外に出してからは、水やりの回数も徐々に増やしてください。
肥料は戸外で管理するようになってから月に一回程度置き肥を与えて、秋頃までに花芽の付いていたバルブの大きさぐらいに生長させるようにします。

Q2.害虫防除法について教えてください。

A2.まず害虫を特定することが必要です。オンシツコナジラミは飛び、カイガラムシは、動かないので区別できます。
カイガラムシは、1種類ではなく、丸い形のもの、矢じりの形をしたもの、綿の様なもの、レンガ色のもの等多種類あります。一般的な防除法として、1 株の数が少ないとき歯ブラシで擦り取ってから、薬剤散布をします。スプラサイド又はジメトエートという農薬を園芸店で購入し、注意書きをよく読んでから散布器具等を使用して散布してください。歯ブラシだけでも殆ど取れますが、バルブや葉の隙間に繁殖したカイガラムシは取りにくいので、薬剤による防除をします。
2 株数が多いとき薬剤散布により防除をします。この場合、1回の薬剤散布では、根絶しませんので、2週間から3週間後に2回目を散布します。しばらくすると死滅し自然に落ちます。
スプラサイドは、カイガラムシが卵から孵化し、幼虫の状態にあるとき絶大な効果を発揮する薬剤です。ジメトエートは、どちらかというと成虫での効果が期待できるものです。いずれも劇物の取扱いですので、十分注意して使用してください。

Q3.メリクロンを培養する場合の培地に使う材料について教えてください。

A3.メリクロンに用いられる培地は多数考案されており、ランの種類や生育段階、培養方法などによって変わってきます。培地の組成は主に無機塩、炭水化物、植物ホルモン、ビタミン類などがあげられます。また、pHは5.1±0.1に調整される場合が多く、寒天の添加濃度は6~15%程度ですが、糖や天然有機物の添加量、pHなどによって異なってきます。
無機塩…………大量要素 窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、微量要素 鉄(Fe)、マンガン(Mn)など
炭水化物………………… シュークロース、ソルビトールなど
植物ホルモン…………… オーキシン、サイトカイニンなど
ビタミン類……………… B1(チアミン)、ナイアシンなど
現在では上記にあげた組成分が予め調整された試薬がキットとなって市販されていますので、簡単に培地を作成することができると思います。また、図解で詳しく組織培養を紹介している書籍もありますので一度ご覧になってください。培地のキット試薬の紹介も掲載されています。
参考 ムラシゲ&スクーグ(MS)培地(1中)
大量要素 微量要素 有機物
NH4NO3 1650mg
KNO3 1900mg
CaCl2・2H2O 1900mg
MgSO4・7H2O 370mg
KH2PO4 170mg
Na2-EDTA 37.3mg
FeSO4・7H2O 27.8mg
H3BO4 6.2mg
MnSO4・4H2O 22.3mg
ZnSO4・4H2O 8.6mg
KI 0.86mg
Na2MoO4・2H2O 0.25mg
CuSO4・5H2O 0.025mg
CoCl2・6H2O 0.025mg
ミオイノシトール 100mg
グリシン 2.0mg
ニコチン酸 0.5mg
ビリドキシンHCl 0.5mg
チアミンHCl 0.1mg
ナフタレン酢酸 0.1mg
ベンジルデアニン 1.0mg
ショ糖 30g
寒天 10g

参考文献 「図解 組織培養入門」(誠文堂新光社)
「器官と組織の培養」(誠文堂新光社)
「洋ラン情報誌NEW ORCHIDS」(新企画出版局)など

Q4.温室の購入について教えてください。

A4.温室には、材質や規模によってワーディアンケースのようなミニ温室から鉄筋やアルミを使った本格的なものがあり、植物によって設備が違ってきます。例えばコチョウランのような高温性の植物では、冬季に22~23度を保てるような暖房設備や、遮光ネット、換気扇、自動開閉窓などが必要になります。
温室を扱う業者は園芸雑誌や洋ラン情報誌、洋ラン栽培に関する本などに紹介されています。
後のメンテナンスを考えて、近くの業者で、栽培相談や苗の供給などができるような業者をお勧めします。

Q5.ウィルス病の診断方法について教えてください。

A5.ウイルス病は、種類や発生環境によって病徴に様々な差異が見られます。特に一つのウィルスが一つの病徴とはならず、他の細菌による病気との複合的な表現形や、生理障害、薬害とも一見では区別がつかない症状もありますので、判断が非常に困難となります。文献では、栽培年数が4~8年のカトレヤ類、シンビジウム、デンドロビウム、バンダ、パフィオペディラムのすべての属の80%以上がなんらかのウイルスに感染していると述べられています。
シンビジウムの株に斑模様の白い斑点がある場合、おそらくCyMV(シンビジウムモザイクウィルス)、デンドロビウムは斑入り葉のようになっていることから、CMV(キュウリモザイクウィルス)に感染していると思われます。
一度感染すると治癒することは難しいとされていますので、焼却処分をするか、疑わしい株を全て隔離し、潅水時の水が他の株にかからないように注意してください。またCMVは、アブラムシやワタアブラムシなどによって伝播されることがありますので、ハサミを焼く、鉢やトレーの消毒などの基本的なことの他に、定期的な殺菌剤、殺虫剤の散布で防除してください。
カラー写真で病徴を載せた本がでていますので、判断の参考にしてみてください。
(参考文献:福田輝明 「カラー版 洋ランの病害虫防除」家の光協会1997)

Q6.エリデス ローレンセアナの株元に子株ができたのですが?

A6.エリデス ローレンセアナの子株は切りとって鉢植えにしても株の生育が悪いと思いますので、そのまま株に着けて管理してください。ある程度大きくなると気根がでてきますので、株が大きくなってから株分けを行った方が良いと思います。

Q7.Den.アメジストグロッサムの冬越しの方法について教えてください。

A7.Den.アメジストグロッサムは低温にも強いので、ノビル系のデンドロビウムが栽培できる環境であれば問題はありません。冬越しの大切なポイントは温度と日光です。温度は、ワーディアンケースや夜間に発砲スチロールに入れて保温をすることなどによって、人工的に作り出すことが出来ますが、太陽光は、置き場所を工夫する以外にはできません。
種類にもよりますが、日照は一日に数時間から8時間くらいは必要です。また、光線も弱光線のものでも5000から1万ルクス必要と言われています。
レースのカーテン越しの窓際に置いてあるようでしたら、夜間はガラス面が急激に冷えることがありますので注意してください。
午前中は窓際、日中は日光の当る部屋の中央に置くなどのちょっとした工夫でも違いが出てくると思います。できるだけ長い時間太陽光が当るようにしてください。

Q8.Liparis Latifoliaの管理方法は?

A8.リパリス属(Liparis)は、ラン科の植物で、偽球茎を持つ宿根草のようなものです。
日本の各地にも生息し、スズムソウやコクラン、ジカバチソウ、クモキリソウなどがあります。
大半のものは地上部の葉が枯れて冬を越し、春に新しい葉がでてきます。
管理方法として、水やりは、花の咲いている時期や葉が残っている時は鉢の表面が乾いてから水を与えるようにしますが、冬季に葉が枯れて無くなっている場合は、水を与えないようにしてください。
肥料は、花が終わってからの11月下旬くらいまでと、春になって新芽が出てきて葉が大きくなる夏頃まで、薄めに希釈した液肥を2週間に1回程度与えるようにしてください。、球形を大きくすることで、花着きが良くなります。
置き場所は、戸外で構いませんが、雨除けをした風通しの良い、半日陰の場所が適しています。

Q9.Liparis Latifoliaの植え替えの仕方は?

A9.リパリス属(Liparis)の球茎は、毎年交代し母球に新しい芽がでてきます。地上部が枯れた休眠中には、根は枯れて株を支えているにすぎない状態となるようです。
根が鉢からあふれそうになっているようでしたら、株分けをお勧めします。
株分けの時期は、一般的に3月くらいが適しているようです。植え込み材料は、水苔を使います。植え込み方法ですが、枯れた根を全て取り除き、新芽の着いた母球毎に分けたものを水苔でくるむようにして植えこんでください。
通気性の良い深めの3~4号鉢に2、3球が目安です。
このとき、球の上部がわずかに見える程度の深さにしてください。
特に植え替え直後は、鉢内が過湿にならないように、水苔の表面が乾いてから水を与えるように注意してください。
置き場所は、戸外で構いませんが、雨除けをした風通しの良い、半日陰の場所が適しています。

Q10.カイガラムシの防除について教えてください。

A10.葉に白いものとカサブタのようなものがついているのは、おそらくカイガラムシだと思います。オンシツコナジラミの場合は、飛んで動きますので区別することができます。
カイガラムシは種類も多く雑食性で、シダ類や各種の観葉植物、カンキツ類などに寄生して吸汁します。
5月頃から9月頃にかけての発生が一番多く、風通しが悪い高温になる条件で急激に繁殖します。できるだけ風通しの良い場所で管理し、戸外から室内に取りこむ前にガーゼなどでふき取ったり、薬剤の散布を行なって防除してください。
成虫は、ロウ物質に覆われていますが、幼虫は弱いので、スプラサイドなどの薬剤の散布が効果的です。
冬でも、ご相談の株のように葉につくことがありますが、ガーゼなどでふき取れば大丈夫です。
このとき、バルブや葉の隙間に繁殖したものは取り難いので、春に戸外に出したときに薬剤を散布してください。