現在位置

  1. 東海市の洋ランサイト
  2. 洋ランQ&A
  3. カトレヤ
カトレヤ

Q1.カトレアやオンシジュームの植え込み材料で一般的に使用しされている水ごけは過湿度になりやすく、根ぐされしやすい着性ランに不適切ではないでしょうか?屋外栽培で過湿度になる場合はバークや軽石等が良いのではないでしょうか?

A1.着生ランであるカトレヤやオンシジウムは、一般に素焼き鉢に水苔で植えられている場合が多いと思います。これは、鉢の中の水分コントロールがし易い為であると考えられます。また、カトレヤやオンシジウムの根は特に酸素を必要とするようです。素焼き鉢が多く使用されているのは、多孔質で空気を通し易い構造になっているからです。
生長期(新芽が伸びいる時期)のカトレヤやオンシジウムは、過湿度についてはそれほど問題にはならないと思います。むしろ、水道水よりも酸素を多く含んだ雨水によって、生長が促進されると思われます。但し、生長期が終わり、休眠期になったものは過湿によって鉢内の根が腐敗していくと思われます。
当方では、素焼き鉢に水苔で植えている株も、プラ鉢にバークで植えている株も、同様にそのまま戸外へ出しておりますが、どちらの植え込み材料でもさほど変わり無く生育しているようです。
但し、戸外へ出す時期が問題で、夜の最低温度が平均して18℃を上回るようになってから戸外へ出すようにしております。
品種によっては根が弱く、戸外で雨に当てると具合が悪くなるものもありますので、その場合は、植え直しをして雨よけをした戸外で管理する事をおすすめします。

Q2.エピデンドラムの管理について教えてください。

A2.エピデンドラムはカトレヤの近縁属で、中南米に広く分布する典型的な着生ランです。形態も様々ですが、ここでは一般 的な長茎種について説明します。
葉が黄色くなり、落ちている場合、花の咲いていた古い茎でしたら心配はいりません。茎基にある新芽を大事にしてください。
新芽の葉が落ちている場合は、肥料不足や根腐れによるものだと思います。また、ダニによる被害とも考えられますので、気温が高くなってからは、戸外の風通 しの良い場所で管理してください。いつまでも室内に置いておくとダニが発生する原因になります。
殺ダニ剤は、園芸店などにいろいろな種類のものが売っていますので、希釈率を守って使用してください。あらかじめ、調製されているスプレー剤がありますが、葉の薄いランでは、冷害を起こすことがありますので、あまり近づけて噴霧しないでください。また、同じ薬を何度も使用すると効力がなくなりますので注意してください。
栽培の仕方は、カトレヤに準じた方法で良いと思います。置き場所は、生育の止まる秋まで戸外の日当たりが良く、風通 しの良い場所で管理します。特に夏場は、株が弱ってしまいますので、木に吊るすなどして、風通 しを十分に良くし、木漏れ日が当たるような木陰で管理してください。戸外に出してからは雨にあてても構いません
また、現在の水やりは、10~14日程度に1回のようですが、鉢の表面が乾いているのを目安に与えるようにしてください。鉢の表面 が乾いてから鉢の底から流れ出るように与えます。肥料は戸外にだしてから5、6、7月に2~3週間に1度程度液肥を与えるようにします。真夏に肥料を与えると、逆に株が弱りますので注意してください。
茎から新しい葉と根が出てきたようですので、根が3~5cm程度伸びてから切り取り、株分けを行えます。底に鉢片や発泡スチロール等を3分の1程度入れて排水を良くし、水苔で素焼き鉢植えにしてみてください。

Q3.施肥管理について教えてください。

A3.一般に洋ランは生育サイクルが長いため、シンビジウムなどの一部を除いては、あまり肥料を与えないのが普通です。
新芽が生育し始めた頃に、先ず2,000倍程度に薄めた液肥を月に2回程度与えます。
新芽が5~10cm程度に生長してから、緩効性固形肥料を与えてください。固形肥料を与える間隔は肥料の性質にもよりますが、2ヶ月に1回、5号鉢に2個程度が良いと思います。梅雨が明けて日中28℃以上になったら、液肥だけにしてください。肥料は、9月くらいまでで打ち切ります。
肥料を与えすぎたり、気温の高くなる夏に肥料を与えると、根が腐ってしまい、生育が悪くなってしまいます。新芽の根が腐っているようでしたら、液肥も与えずに、水を控え、8月20日過ぎの少し涼しくなった頃に、黒く腐った根を取り除いて、新しい植え込み材料での植え替えをお勧めします。
新芽が生育している場合で、根が腐っているときは、新芽の根が栄養分を吸収しているのではなく、親バルブの栄養分を使っていると考えられます。この場合、芽が花を着けるまでに十分に生育することができません。作落ちすることを覚悟して植え替えを行った方が、来シーズンの花に期待がもてると思います。
また、秋に出た芽は、冬季に温度が保てない場合は、折ってください。冬季に温度が16℃くらい保てるときや、冬に芽が出た場合は、折らずに10月中旬まで液肥を与えてください。
カトレヤは冬や春に咲くものばかりでなく、夏や秋または不定期に咲くものがあります。この場合、それぞれに合わせた冬季の温度管理が必要となります。
温室がなく、冬季に16℃以上保てない場合は、秋咲きのものを選ぶと育てやすいと思います。紫外線の量や温度によっても花の色や大きさがが変わってきます。紫外線をよく通すビニルハウスなどでは、赤色がきれいにでます。花を咲かせる時期に温度が高すぎると白抜けすることがありますので注意してください。

Q4.夏の水管理について教えてください。

A4.洋ラン栽培における水やりの基本は、生育期には与え、休眠期には与えないことです。また、ランの特性や植え込み材料、栽培環境、株の状態によって変わってきます。
水やりの目安として、自生地の環境を参考にしてください。カトレヤの自生地では、雨季は毎日のように雨が降り続き、逆に乾季になると何日も雨が降らなくなります。カトレヤはこの雨季に生育し、乾季に花を咲かせています。乾季の間の水分補給は時折降るスコ-ルや夕方からの霧だけとなります。
気温の上がる春から秋にかけては、カトレヤにとって生育期となりますので、根の傷んでいない株に対しては、水をたっぷり与えた方が良いと思います。
ただし、夏は晴天の昼間に与えると、鉢内が蒸れて根に障害を起こしてしまうので、早朝か夕方に与えてください。
また、水苔で植えている場合は、植え込み材料が完全に乾いてしまうと、材料に水が含みにくくなりますので、気温の高い時期は、表面が完全に乾く前に水を与えた方が良いと思います。
根詰まりしている株を乾かしすぎると株が弱ってしまいますので、注意してください。

Q5.シースのバルブがやせてしわがでてきたのですが?

A5.枯れているようですが、茶色くなっても花は咲く場合がありますので、シースの先を切って、花芽があるかどうかを確認してみてください。
また、しわのでてきたバルブが、今年でてきた新芽ではなく、花の咲いた後の古いバルブでしたら問題はありません。来年の春に植え替えを行う際に整理してください。
新芽の場合は、根が腐っています。肥料の与えすぎや、多湿によって根が傷んだと考えられます。花が咲いたら切りとって、早目に植え替えを行ってください。植え込み材料としては、水苔を使い、素焼き鉢で管理した方が良いと思います。
方法は、先ず鉢から根を傷めないように抜き取り、古い植えこみ材料や傷んだ根を取り除きます。新しい水苔を根の間に入れ、根の周りを巻くようにしてくるみ、鉢の中央に植えこみます。硬さは、手をぐっと握ったときにできる親指付け根部分のふくらみの堅さぐらいが目安です。株を持ったときに抜けない程度でしたら問題ありません。植え替え後、水を与えたら一週間程度は水やりを止め、強光に当てないようにしてください。
特に冬は水やりを控え、なるべく温度を保つような工夫を行ってください。

Q6.古いバルブの根元に赤い芽は花芽ですか?

A6.カトレヤの花芽は、バルブの頂部にでてくるシース(袋状になった薄い葉に似た器官)の中から伸びてきます。したがって、バルブの基にでてきた赤い芽は新芽と考えられます。
カトレヤは、一般的に古いバルブに花を着けることはありませんので、この新芽を大きく育ててください。
一般にカトレヤ属の管理としては、温室がないと2回目の花は見られないことが多いと思います。本来は丈夫な植物なのですが、夜の最低温度13℃を保つこと。年中太陽の光が当たる場所に置くことが大切です。

Q7.つぼみが伸びてこないのですが?

A7.一般的にカトレヤの花芽は、バルブ(太い茎)頂部の葉の間にでてくるシース(袋状になった薄い葉に似た器官)の中から伸びてきます。つぼみは、ある程度の大きさまでシースの中で生育しますので、しばらく待ってみてください。
しかし、その品種が冬咲き系の場合は、シースがでても休眠してしまい、室温が保てない場合には咲かないこともあります。冬季に温度をできるだけ高く保つようにしてください。
春咲き系の場合は、シースが出ると同時に休眠し、春の気温が上がってきた頃につぼみが大きくなります。
花を無事に咲かせるためには、次のことに注意してください。
・日光の良く当たる室内で管理する。
・鉢内を乾かし過ぎない。
・70~80%程度の湿度を保つ。
・夜の最低温度をできるだけ高く保つ。
以上の他に、シースの中でつぼみが大きくなっても、自力でシースを破れないときがあります。この場合は、シースの先を切り取って両側に開いてください。
以上の他に、シースの中でつぼみが大きくなっても、自力でシースを破れないときがあります。この場合は、シースの先を切り取って両側に開いてください。

Q8.シースができないのですが?

A8.先ず、花の咲いていたバルブと今年生長したバルブを比較してみてください。
今年のバルブの方が、大きく太く充実していれば、シースが伸びてくると思います。これからは、温度をなるべく保てる場所に置き、良く日に当てるようにしてください。
ご相談の株が冬咲き系の場合は、シースがでても休眠してしまい、室温が保てない場合には咲かないこともあります。また、春咲き系の場合は、シースが出ると同時に休眠し、春の気温が上がってきた頃につぼみが大きくなります。 逆に、今年生長したバルブの方が小さい場合は、生長が悪かったということになります。
花芽をつけるバルブにするためには、次ぎのようなことが大切なポイントになります。
・根が健康であること。
新芽が次々に出てくる場合は、根が傷んでいることがあります。黒くてフニャフニャになっている根やスカスカなものは、腐っています。暖かくなったら、植替えを行なってください。
・日光に良く当てること。
葉焼けしない程度に良く日にあてることが大切です。特に室内に置いているときは、注意が必要です。春になったら、戸外で管理してください。
・適切な肥料を与えること。
液肥を与えているとのことですが、春に新芽が4~5cm程度に伸びてきたら、緩効性の肥料を2回程度(5月に1回・6月に1回)与えると生育が良くなります。液肥は、9月頃までにしてください。

Q9.ソフロレリオカトレヤの花が咲かないのですが?

A9.ソフロレリオカトレヤ(Slc.)は、カトレヤ属、レリオ属、ソフロニティス属の3属間交配種で、ミディタイプのものが多く、やや低温にも強い性質をもっています。そのため、株が丈夫で、なかなか株が枯れない種類です。
しかし、新芽ばかりが増えて、花芽を着けるバルブにまで生育しないと、このままずっと花が咲かない状態が続きます。
まずは、冬から春にかけて出てきた新芽を1本だけ残して生育させ、他の芽はかきとってはいかがでしょうか?これは、芽かきという作業ですが、花を着けるバルブにするために、根から吸収した栄養分をできるだけ集中させる方法です。1つのバルブに1本の新芽を残すようにしてください。秋頃までに、花が咲いていたバルブの大きさぐらいに生長させることができれば、花が咲くことが期待できます。
また、花芽をつけるバルブにするためには、次のようなことが大切なポイントになります。
・根が健康であること。
新芽が次々に出てくる場合は、根が傷んでいることがあります。黒くてフニャフニャになっている根やスカスカなものは、腐っています。暖かくなったら、バルブを3・4本程度残して、植替えを行なってください。
・日光に良く当てること。
春(5から6月頃)になったら、戸外で管理してください。このとき、葉焼けしない程度に良く日にあてることが大切です。夏場のベランダは、意外と日光が当たらない場合が多いようです。なるべく日の当たる場所に移動してください。
また、秋(9月頃)に室内に取り入れてからは、日光の当たる場所が限られますので、注意が必要です。
・適切な肥料を与えること。
春に新芽が4~5cm程度に伸びてきたら、緩効性の肥料を2回程度(5月に1回・6月に1回)与えてください。薄めに希釈した液肥を2週間に1回程度、9月頃まで与えると生育がよくなります

Q10.白いカビのような斑点と白いワラジムシのようなものが付いているのですが?

A10.開花株の置いてある環境によって、花に灰色から黒色のカビのような斑点が現れることがあります。これは、低温の状態で過湿にすると発生しやすい症状です。
通風を良くして、温度を20℃程度にすると防ぐことができますが、一度発生したものは治りません。
枯れた花などを早目に取り、清潔な環境にすることが大切です。
白いワラジムシのようなものは、カイガラムシの一種だと思います。この害虫も通風が悪いと発生しやすいものです。
初期段階でしたら、ガーゼなどでふきとってください。