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コチョウラン

Q1.切り花からでた新芽を生き延びさせる方法は?

A1.植物は、器官や組織、細胞から完全な植物体を再生する能力があり、挿し木や取り木、組織培養などは、その性質を利用したものです。
コチョウランも例外ではなく、茎の花芽や脇芽から植物体になります。その植物体を「高芽」と呼び、ランの繁殖方法の一つとして昔から使われてきました。
伸びた茎が先端から黄色く枯れてしまう場合、養分の蓄えが少ないために起こります。株の状態であれば、もう一度花を咲かせることが出来ます。また、小さな芽がある状態で、茎の下が変色している場合は、その部分を切り取ってください。その後芽から根が伸びてきたら、芽の着いている上下の茎を少し残して切り取り、ミズゴケ(園芸店に売っています)で根を巻いて小さめのプラスティック鉢に植えてください。
気温が最低温度18℃以上であれば、そのまま根が伸びて、活着すると思いますので、日当たりの良い場所にネットなどで遮光をして置き、十分な湿度を 与えてください。この時、コンクリ-ト等の上に直接置かないでください。
9月中旬以降など夜の最低温度が17~18℃になったら、部屋の中のレ-スのカ-テン越しの光の当たる場所に置いてください。
灌水に関しては、春から秋の生長期には、表面が乾いたら与えるようにし、秋からは徐々に少なめにしてください。冬は特に注意し、乾かしぎみにしてください。また、温室の無い場合でも、最低7~10℃以上は必要ですから、発砲スチロ-ル箱に入れるなど工夫して、越冬させてください。
今シ-ズンに花を見ることは出来ないと思いますが、来シ-ズン以降、株が十分に充実し、日中25℃、夜間18℃程度の温度が30~40日間続くと、花芽が分化し、冬から春にかけて花が咲くと思います。

Q2.現在、満開の胡蝶蘭を来年も咲かせたいのですが。

A2.温室の無い場合の管理についてお答えします。
花を咲かせるには二つの方法が有り、一つは、花茎の切り戻しです。 花が咲き終わったら、花茎を根元から切らずに1/3位残して切ります。残した茎から花芽がでてきて、もう一回花が咲きます。この場合、3~5輪程度の花しか咲きませんが確実な方法です。
もう一つは、花茎を根元から切り、来シ-ズンに花を咲かせる方法ですが、この場合、冬の最低温度が、温室が無い場合でも7℃以上は保たなければなりません。
最低温度20℃以上の生産者の温室で育てたものである場合、耐寒性もあまり強いものでは無いと思われます。従って、先に述べた切り戻しの方法をお勧めします。花が咲いている間は、暖房が直接当たるような場所は避け、なるべく涼しい場所に置いて下さい。
レ-スのカ-テン越しの明るい日光に当て、水は表面が乾いてから与えてください。常に鉢内が濡れていると、根腐れをおこす事があります。肥料は与えなくても構いません。
寄せ植えの場合、二番花を咲かせると株が衰弱し、根も腐りますので次のシ-ズンは、花が咲きません。一鉢に一株で植え替えを行って下さい。

Q3.栽培管理について教えてください。

A3.コチョウランの管理方法ですが、置き場所としては花芽がある場合、レ-ス越しの窓際が一番適しています。夜間も15℃程度あれば花を咲かせるには適当だと思います。昼間の日当たりが大変良い場合、風通 しを良くして温度の上昇に注意してください。25℃以上に上がると逆に植物にとってストレスになります。
害虫は、環境にもよりますがダニやカイガラムシなどが付くことがあります。株がしっかりしていてるのにつぼみが黄色くなって落ちてしまう場合はダニがいる可能性がありますので、園芸店などにある一般 のダニ剤などで防除してください。一番肝心なのは風通しを良くすることです。
現在はプラ鉢に水苔で植えてあるようですが、栽培環境にあってるようですので必ずしも素焼きの鉢にする必要はありません。素焼き鉢にした場合は水が乾きやすくなります。
花が咲いたら、現在管理している場所よりも、昼夜の温度差の少ない気温の低い場所の方が花が長い期間楽しめます。

Q4.ゴ-ルデンウィ-ク中と、花後の管理について教えてください。

A4.洋ランは乾燥に強いものが多く、ゴ-ルデンウィ-ク等で長期間水やりなどの手入れが出来ないときでも、1週間程度でしたら休日前にたっぷりと水を与えておけば大丈夫ですから安心してください。置き場所は、日中に蒸れるような場所は避けてください。
花後の管理ですが、枯れてしまう原因としては、冬期の低温による障害や、根腐れなどが考えられますので、以下に温室の無い場合の管理についてお答えしたいと思います。 花を咲かせるには二つの方法があり、一つは、花茎の切り戻しです。
花が咲き終わったら、花茎を根元から切らずに3節程残して切ります。残した茎から花芽がでてきて、もう一度花が咲きます。この場合、輪数は少なくなりますが確実な方法です。
もう一つは、花茎を根元から切り、来シ-ズンに花を咲かせる方法です。この場合、冬の最低温度が温室が無い場合でも16℃以上は保たなければなりません。10℃程度でも冬は越せますが、その場合、水やりを控えて休眠させるような管理をしてください。
どちらの場合もレ-スのカ-テン越しの明るい日光に当て、水は表面が乾いてから与えてください。
また、数株の寄せ植えをしている場合は、1鉢に1株ずつに分けてください。そのままですと鉢内が過湿になり、株が衰弱し、根が腐ってしまう事があります。

Q5.職場での管理について教えてください。

A5.コチョウランの栽培管理において、最大のポイントは冬季の温度をできるだけ保つことです。温度を保てないのに、水を与えると根が腐り、どんどん株が衰弱していきます。できれば、18~20℃程度を保てると良いでしょう。
特に、会社のようなところでは、日の当たる場所が少なく、昼間は暖房により温度が高くなりますが、乾燥していますし、逆に夜は急激に冷え込むと思いますので、コチョウランの栽培には、あまり適さない場所だと思います。
できるだけ日の当たる場所に置き、温度を保つような工夫を行ってください。

Q6.生理障害と黒斑病の病状が複合的に発生している株のかんりについて教えてください。

A6.生理障害と黒斑病が複合的に発生している株は、低温あるいは高温障害などによって株が弱り、そこに害虫などから病原菌が感染したものです。新芽まで傷んでいる場合、再生するには難しいと考えられますが、次のような方法を一度試してみてはいかがでしょうか。
先ず鉢から抜いて、黒く腐っている根を取り除き、斑点のある部分を刃の焼いたカッターなどで切り取ってください。次に、殺菌剤(オーソサイドなどの塩素系殺菌剤、キノンドーなどの銅殺菌剤、ダイセンなどの硫黄殺菌剤)をバケツの中で800~1,000倍程度に希釈して株を直接入れ、取り出してください。後は植え替えの要領で、新しい水苔で根を巻いて鉢に納めてください。このとき、1週間程度は、水を与えないようにします。
この方法でも数日してなお再発するようでしたら、他の株に感染する恐れがあるため、思い切って処分することをお勧めします。
これらの病気やカイガラムシなどの害虫が発生しやすい環境は、概して風通しが悪いところが多いようです。コチョウランの栽培では、常に良好な通 風と光を与えてください。また、春から秋までは、定期的に殺虫剤や殺菌剤を散布して、病気や害虫の防除を行ってください。

Q7.花芽がでましたが、蕾が2個しかつきません。どうしてでしょうか?

A7.一般的なコチョウランは、18℃程度の夜温が1ヶ月程度続くと花芽を伸ばし始めます。即ちこれから夏が終わり、花芽を分化していきます。しかし、全てのコチョウランがそういう性質では無く、不定期に花芽を伸ばすものもあります。
蕾が着いている場合、不定期に咲いたものか、春先に咲いた株元から、2度目の花を伸ばしたものと考えられます。
蕾が2個しか着かなかった理由としては、夏の暑さによって株が弱り、勢いが無くなってしまったと考えられます。花芽を早目に切り、株の充実をはかってください。
また、根詰まりや根腐れによっても株が弱り、勢いが無くなってしまいます。
本年のように夏の暑さが続く場合は、障害を起こしやすいので、なるべく風通 しの良い、70%程度の遮光下で適切な管理をしてください。

Q8.3枚目の葉先が黒くなり枯れてくる。葉全体も黄色い斑点がでているのですが?

A8.ご相談株の黒くなった葉先部分が乾燥しており、カサカサな状態で、枯れてくるのが止まっていれば、日焼けだと思いますが、健全な部分との境が暗褐色~黒色になって葉全体が枯れてくるようでしたら、炭素病などの細菌の病気にかかっていると思われます。
炭素病は、夏の温度障害や葉焼けなどによって株の勢いがなくなってくると発生しやすく、概して風通 しが悪いところで管理している場合が多いようです。コチョウランの栽培では、常に良好な通 風と光を与えてください。
先ず鉢から抜いて、黒く腐っている根を取り除き、病気部分を刃の焼いたカッターなどで切り取ってください。後は植え替えの要領で、新しい水苔で根を巻いて鉢に納めてください。このとき、1週間程度は、水を与えないようにします。
また、他の株にも伝染しますので、隔離して管理し、再発してくるようでしたら、処分することをおすすめします。
春から秋までは、定期的に殺虫剤や殺菌剤を散布して、病気や害虫の防除を行ってください。

Q9.蛍光灯の光だけで管理できますか?

A9.コチョウランは着生ランの一つで、自生地では常緑樹の幹に根が張り付いている場合が多く、葉の間からの光受けている程度の比較的暗所に生育しているようです。しかし、日照は、種類にもよりますが、一日に数時間から8時間くらいは必要です。また、光線も弱光線のものでも5000から1万ルクス必要と言われています。
蛍光灯の光だけでは、葉が垂れ、弱々しくなり、花を咲かせるまで株の充実ができませんので、いつまでたっても花が咲くことはないと思います。
現在は、あまり日当たりが良くない場所のようですが、できるだけ、午前中は窓際、日中は日光の当る部屋の中央に置くなどの工夫をしてください。
レースのカーテン越しの窓際に置く場合ですが、夜間は、ガラス面が急激に冷えることがありますので注意してください。
冬季は、できるだけ保温し、長時間の日照を与えることが花を咲かせるために大切なこととなります。

Q10.花はいつ切れば良いのでしょうか?1鉢に1株に分けなくてはいけないのでしょうか?

A10.コチョウランは着生ランの一つで、自生地では樹の幹に根が張り付いて株を支えるために太い気根がたくさんでています。この根は、好気性が強いため、鉢内に根を収めると腐りやすくなります。特に寄せ植えでは、鉢内が過湿になりやすく、その傾向が強くなります。
もう一度咲かせたい場合は、1鉢に1株ずつにし、素焼き鉢に水苔植えで管理することをお勧めします。素焼き鉢の場合は、鉢の表面 から水分が蒸発しますし、植えこみ材料に水苔を使いますので、適度な湿度を保てるために失敗が少ないと思います。
しかし、気温が下がり、冬季に温度を保つことが出来ないと、生育を停止してしまいますので、早目に行ってください。
冬季に最低温度が15℃以上、生育させるには、18℃以上が必要です。
この温度が保てない場合は、もう一度花を咲かせることは難しいので、花がしおれるまで待ってから、花茎を切ってください。
このとき、根元から切らずに節の下から3節を残して途中で切り戻しを行なうと、格好は悪くなりますが、もう一度花を楽しめると思います。
寄せ植えで管理する場合は、根元を乾かしぎみにして、葉を濡らすような水やりにしてください。