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オンシジウム

Q1.ハウエラ`ラバ バースト'と札にかかれたランの栽培方法をおしえてください。

A1.ハウエラ属(Hwra.)とは、ロドリシジウム属(Rdcm.)とレオキラス属(Lchs.)との属間交配で、人工的に作られた属になります。
また、ロドリシジウム属(Rdcm.)も人工交配で、ロドリゲチア属(Rdza.)とオンシジウム属(Onc.)の交配で作られています。
Lchs. は、西インド諸島、メキシコからアルゼンチンにかけて分布しており、Onc.に近縁の属です。また、Rdza. の原産地は、ブラジルでやや低温性の特性を持っています。
ラバ バ-ストの特徴は、開花期が不定期で一年中花を咲かせることができ、一つのバルブ(太い茎)に一般に2本の花茎が伸びて花立ちが良いこと、低温性で、オンシジウム属に比べて、耐暑性があることがあげられます。
栽培管理としては、オンシジウムに良く似ているため、オンシジウムに準じた方法で以下にお答えしたいと思います。
春から夏(3月から5月上旬)は戸外の雨の当たらない風通しの良い場所へ置いてください。水やりは、植え込み材料の表面が乾いたらたっぷり与えるようにし、気温の上昇とともに徐々に回数を増やして行います。肥料は、夜の最低温度が10℃以上になったら与えるようにし、月に2回薄い液肥(2000倍)を灌水がわりに9月ぐらいまで与えてください。
夏から秋(5月中旬から9月)は、日差しが強くなってきますので、50%程度の遮光もしくは木漏れ日のあたる木の下等に吊るしておきます。水やりは、乾いたらたっぷり与えるように、表面が良く乾くようでしたら1日に2回、朝と夕方に与えてください。
秋から冬は(10月から3月)は、最低温度が13℃以下になったら、室内の日当たりの良い場所へ入れ、水も徐々に減らし、冬は乾かし気味に管理してください。また、夜の最低温度を10℃位に保つようにし、10℃以下になる場合は休眠させるように、水を極力控え、肥料も与えないでください。
春から夏(3月から8月)にかけて、バルブが太く、充実すると花が見られると思います。

Q2.カトレアやオンシジュームの植え込み材料で一般的に使用しされている水ごけは過湿度になりやすく、根ぐされしやすい着性ランに不適切ではないでしょうか?屋外栽培で過湿度になる場合はバークや軽石等が良いのではないでしょうか?

A2.着生ランであるカトレヤやオンシジウムは、一般に素焼き鉢に水苔で植えられている場合が多いと思います。これは、鉢の中の水分コントロールがし易い為であると考えられます。また、カトレヤやオンシジウムの根は特に酸素を必要とするようです。素焼き鉢が多く使用されているのは、多孔質で空気を通し易い構造になっているからです。
生長期(新芽が伸びいる時期)のカトレヤやオンシジウムは、過湿度についてはそれほど問題にはならないと思います。むしろ、水道水よりも酸素を多く含んだ雨水によって、生長が促進されると思われます。但し、生長期が終わり、休眠期になったものは過湿によって鉢内の根が腐敗していくと思われます。
当方では、素焼き鉢に水苔で植えている株も、プラ鉢にバークで植えている株も、同様にそのまま戸外へ出しておりますが、どちらの植え込み材料でもさほど変わり無く生育しているようです。
但し、戸外へ出す時期が問題で、夜の最低温度が平均して18℃を上回るようになってから戸外へ出すようにしております。
品種によっては根が弱く、戸外で雨に当てると具合が悪くなるものもありますので、その場合は、植え直しをして雨よけをした戸外で管理する事をおすすめします。

Q3.植え替えの方法は?

A3.オンシジウムは着生ランの一つで、鉢植えにしていても、根が鉢の外に飛び出す性質があるようです。そのままでも生育はするのですが、水や肥料を十分に吸収できず、バルブ(葉の基の太い茎)が花芽を形成するまでに生長できませんし、株の格好も悪くなります。従って、数年毎に新しい植え込み材料で植え直す必要があります。
植え込み材料は水苔を用い、素焼き鉢に植えるのが一般的です。鉢の大きさはなるべく小さ目のものにし、2.5寸~3寸程度が適していると思います。時期としては春の生長初期に行いますが、花が咲き終わった秋にも行うことができます。
花の咲いていたバルブに古いバルブを2つくらい付けて鋏で切り取り、数株に分けます。黒く水っぽくなっている根は腐っていますので取り除き、新しい根も鉢に入る程度に切ります。新しい水苔を根の間に入れ、新芽が伸びるスペースを空ける様に鉢に植え込みます。
硬さは手をぐっと握ったときの親指の付け根のふくらみの堅さぐらいが目安です。株を持ったときに抜けない程度でしたら問題ありません。
植え替え後、一週間程度は水遣りを控えて雨にあたらないようにしてください。
水苔の中に根を収めると根が腐りやすくなりますので水遣りに注意して、水苔の表面が乾いてから与えるようにしてください。
オンシジウムは洋ランの中でも耐寒性のある種類ですが、最低温度を13℃程度に保てるようにしてください。

Q4.ワイマナロサンセット`クレアー'の特徴について教えてください。

A4.ワイマナロサンセット(Waimanalo Sunset)は、ゴールデンサンセット(Golden Sunset)とポプリ(Potpourri)を交配親として作出された個体で、1980年にサンダースリストに登録されています。交配親の特徴としては、ゴールデンサンセットの方は紅赤~赤褐色と黄~クリーム色との組み合わせの花を着け、ポプリの方は濃い紅赤色の花をしています。開花期は冬から春で、栽培管理としては、他の剣葉タイプと同様にやや難しいようです。
しかし、ヘゴ付けと富貴蘭のような山高植えにしている場合、根腐れせずに、このまま新芽が生育していくと思います。
一般に高温を好みますので、戸外へ出すのは、夜の最低温度が18~20℃くらいになる6月中下旬頃にしてください。室内への取り込みは、9月下旬頃になります。
肥料は、戸外に出している間だけにし、2000倍程度の薄めに作った液肥を潅水代わりに1~2週間に1回与えるようにしてください。
日当たりを好みますので、春や秋は直射日光を当てるようにしますが、真夏は、葉が日焼けを起こすことがありますので注意してください。少し遮光し、なるべく風通しの良い場所で管理してください。

Q5.管理について教えてください。

A5.オンシジウムの花は、一般的に1ヶ月程度でしおれてしまいます。花を長持ちさせるポイントとして次のようなことがあげられます。
・冷たい風にあてないこと。
・温風に直接あてないこと。
・20℃以上の室温にしないこと。
・水を与えすぎて根腐れさせないこと。
外気が10℃を下回るようになったら注意が必要になってきます。
株が大鉢に寄せ植えになっている場合は、過湿になりすぎて根腐れを起こしてしまいますので、余り水を与えないようにしてください。天気の良い午前中に葉水を与える程度で良いと思います。
5月の連休頃を目安に、素焼き鉢に1株ずつ植え替えを行うと、生育が良くなります。

Q6.葉に縦の割れ目ができ、黒くなったのですが?

A6.小さな斑点だったものから次第に大きくなり、葉の主脈に沿って割れてきたものであれば、炭素病と考えられます。また、何かの虫に葉を食べられて穴が開き、その部分から菌が入り込むこともあります。
この被害の部分が軟らかく腐っていた場合は、株全体に広がり、他の株にも感染することが考えられますので、隔離して水を控えるか、処分することをお勧めします。
被害部分が乾いている場合は、その部分だけで進行が止まることが多いと思います。殺菌剤と殺虫剤を一度散布してみてはいかがでしょうか?
スプレー缶のものを使用する場合は、近づけすぎると凍傷を起してしまいますので注意してください。

Q7.`ゴワラムジー'の管理について教えてください。

A7.ゴワラムジーは、他の鉢物タイプのオンシジウム(アロハイワナガなど)に比べると、やや高温性の種類になります。
新芽は元気に育っていて、バックバルブがしわになっているような場合、原因としては、花を長く咲かせていたためにバルブの栄養分を使い切ってしまった、もしくは、冬季に水を与えすぎて、根を腐らせてしまったためと考えられます。
葉が黄緑に帯びてきた場合、株が弱り、根が傷んでいるのではないでしょうか。
生育期に健全な根が残っていていれば、バルブも回復すると思いますが、根が一度傷んでしまったものを回復させるのは難しいと思います。
新芽を大事にして生育させ、来年の春頃に植え替えをする際に、バックバルブを外して、見た目を良くするしかないと思います。
オンシジウムを健全に育てるポイントとしては、次のことがあげられますので、参考にしてみてください。
・小さい鉢に植えるために、生育期には水をしっかり与える。
・夏は、風通しの良い場所に置き、夜温をできるだけ下げるようにする。
・外気が15℃を下回るようになったら、良く日の当たる室内で管理し、水を与えすぎないようにする。
・ゴワラムジーは、花茎が伸びやすいので、良く日に当てる。

Q8.`パピリオ'の管理方法について教えてください。

A8.パピリオなどの厚葉系オンシジウムは、一般的によく知られている薄葉系に比べて、根が腐りやすいこと、新芽が腐って作落ちすることなどが多く見られます。
厚葉のオンシジウムは、乾燥に耐えるために葉やバルブを貯水器官として発達させましたが、乾燥に強い反面、過湿に弱いようです。
さらに、根は太いのですが少ないために、一度腐らせてしまうと回復するまでに時間がかかります。水を与える際には、鉢底から流れ出るくらいではなく、表面をサーッとかける程度にした方が安心です。
また、肥料も同様に少なくしてください。固形肥料よりも薄い液肥を回数を多く与えたほうが無難です。
植え替えの時期は、他のオンシジウムと同様で構いませんが、根をあまり傷めないように注意してください。材料は、水の管理しやすいものを選んでください。
パピリオは花が咲き終わってからも少しずつ花茎を伸ばし、次々と花を着けていきますので、すぐに花茎を切らないようにしてください。

Q9.グリーンのオンシジウムの花に似た洋ランの名前は?

A9.グラマトフィラムではないかと思います。特徴としては、葉が広く、直径3~5cm程度の花が密に着きます。
また、夏に出回るグリーンの花を咲かせる洋ランで、一般的なものとしてはデンファレなどがあります。

Q10.置き場所について教えてください。

A10.オンシジウムは、メキシコから中南米に広く分布し、種類も多いランになります。ここでは、一般的な薄葉系の種類(アロハイワナガ・ゴワラムジーなど)について回答します。
○花の咲いている株の場合
・冷たい風にあてないこと。
・温風に直接あてないこと。
・20℃以上の室温にしないこと。
・水を与えすぎて根腐れさせないこと。
○つぼみがある場合 レースのカーテン越しの光になるべく当てるようにしてください。
また、温風が直接当ったり、部屋全体の湿度が低いと、つぼみの水分が奪われて、黄色くなって落ちてしまいます。つぼみに霧吹きなどで適度な水分を与えます。
○花の咲き終わった株の場合
花を長く着けていると、バルブの水分が消耗して、しわがよってきます。花茎を切り、暖かくなってから、水を与えれば元に戻ります。
花が終わり、次の新芽が生育して来年に花を咲かせますので、なるべく日光の当たる場所で管理してください。
また、ご相談の株が大鉢に寄せ植えになっている場合は、過湿になりすぎて根腐れを起こしてしまいますので、余り水を与えないようにしてください。天気の良い午前中に葉水を与える程度で良いと思います。
5月の連休頃を目安に、素焼き鉢に1株ずつ植え替えを行うと、生育が良くなります。