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東海市郷土の偉人 へいしゅうくんクイズ

(1)細井平洲(ほそいへいしゅう)ってどんな人?

細井平洲は、今から250年ほど前、江戸時代のころに活躍(かつやく)した学者です。今の東海市で生まれ、幼いころからいっしょうけんめい勉強して、江戸(今の東京)へ出て塾(じゅく)を開いて学問を教えました。平洲から学問を教えてもらった人々は、その後いろいろな場所で活躍(かつやく)しました。平洲は自分が学んだことをだれにでも分かるように話し、話のなかで、人はたえず学び、学んだことを世の中に生かしていくことの大切さを教えました。ひとがらもやさしく、みんなにしたわれました。
へいしゅうくん

復習(ふくしゅう)クイズ

(2)少年のころ

細井平洲は、江戸時代の享保(きょうほう)13年(西暦1728年)6月28日、尾張(おわり)の国知多郡平島村(今の愛知県東海市荒尾町)で生まれました。平洲の家は農家で、その次男でした。平洲という名前は大人になってから使ったペンネーム(号といいます)で、幼いころの名前は甚三郎(じんざぶろう)といいました。 8歳のころから近くの観音寺(かんのんじ)の寺子屋(てらこや)へ通い、いっしょうけんめい勉強しました。その勉強ぶりを見た和尚(おしょう)さんはもっと立派(りっぱ)な先生に学ばせようと思い、名古屋で学ばせることにしました。

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(3)修行時代(しゅぎょうじだい)

16歳の時には、もっと学問を勉強するためにひとりで京都へ行きました。ここでも平洲はいっしょうけんめい勉強したそうです。 17歳のころ、名古屋で有名な学者だった中西淡淵(なかにしたんえん)の塾に入りました。18歳のときには中西先生のすすめで3年間長崎へ行き、中国人から中国語を学びました。この当時、長崎へ行って勉強するということはとても優秀な学生でもないと行けませんでした。

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(4)江戸へ

中西先生のもとで勉強した平洲でしたが、24歳のとき、既に江戸で塾を開いていた中西先生のすすめもあり、江戸(今の東京)へ出て、嚶鳴館(おうめいかん)という名前の塾を開きました。ここで自分が勉強したことを人に教えながら、自分もさらに勉強を続けました。当時の江戸には日本中の優秀な人物が集まっていました。平洲はそうした人々とも交流し、お互いに学問を高めあっていきました。
へいしゅうくん

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(5)上杉鷹山(うえすぎようざん)の先生になる

最初はなかなかうまく行かなかった嚶鳴館(おうめいかん)でしたが、平洲の学者としての評判が高まるにつれて、たくさんの弟子(でし)が集まるようになりました。そして、西条藩(さいじょうはん)や人吉藩(ひとよしはん)、紀州藩(きしゅうはん)といった各藩(かくはん)の先生に招(まね)かれるようになりました。平洲が37歳のとき、米沢藩(よねざわはん)の次の殿さまとなる当時14歳の上杉治憲(うえすぎはるのり、のちの鷹山)の先生として招かれました。平洲はいっしょうけんめい学問を教えました。17歳で殿さまとなった上杉鷹山は平洲から学んだことを実行して農業や産業などの改革(かいかく)に取組み、たくさんの借金で困っていた米沢藩を立て直しました。平洲と鷹山の師弟(してい)の交流は、今でも人々が忘れてしまわないほど深いものでした。

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(6)尾張藩につかえる

安永(あんえい)9年(西暦1780年)には、ふるさとである尾張藩(おわりはん)の殿さまの先生にむかえられました。尾張藩(おわりはん)では藩の学校である明倫堂(めいりんどう)の初代学長(しょだいがくちょう)になり、たくさんの人に学問を広めました。また、いろいろなところで講演会(こうえんかい)をひらき、身分(みぶん)に関係なくいろいろな人々に教えを広めました。細井平洲は享和元年(きょうわがんねん、西暦1801年)の6月29日、74歳のときに江戸でなくなりました。

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(7)平洲先生の教え

「学思行相まって良となす」(学思行相須ツ、がくしこうあいまってりょうとなす)
…学ぶことと考えること、実行することの3つがそろってはじめて学問をしたということができる。
「先施の心」(せんしのこころ)
…自分の方から働きかけることで、相手の心を動かす。
「教育は菊好き(きくずき)の菊作り(きくづくり)ではなく、農家の菜大根作りのようでなくてはならない。」
…菊の好きな人が菊を作るときれいな菊を咲かせようと、余分な枝やつぼみをとってしまい、自分の好みに合わない菊は花壇(かだん)の中に残さないが、お百姓(ひゃくしょう)さんの菜大根作りは1本1本の株を大切にして、出来栄え(できばえ)のよいものもそうでないものも全部大切に育てることから、個性(こせい)を大切にした教育の必要性を説いた。
へいしゅうくん

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