副市長&部長メッセージ
市の政策やまちづくり・各種事業等の紹介を始め、地元の地域行事や見どころの紹介・個人の趣味の紹介など、市の方針や市の重責を担う副市長や各部長の考え方・人となりを紹介するページです。

2021年6月1日 No.578「聚楽園大仏」

教育部長 濵田眞理子

 皆さん、こんにちは。私は令和3年(2021年)4月に教育委員会部長を拝命いたしました濵田眞理子です。どうぞよろしくお願いいたします。

 皆さんは「聚楽園大仏」というと、どのようなイメージを持っていらっしゃいますでしょうか?
 「名鉄電車に乗っていると見えてくる大仏様」、「子供のころ、胎内に入って遊んだ大仏様」、「お散歩ルートの途中で、ふと手を合わせたくなる大仏様」など、皆さんの大仏様のイメージがあると思います。

  大仏

 聚楽園大仏は、名古屋の実業家山田才吉氏により大正13年(1924年)に起工され、昭和2年(1927年)に竣工した日本最初の鉄筋コンクリート造の大仏です。
 大仏の高さは18.79mで、奈良の大仏より大きく建造当時は日本最大の大仏でした。
 


 東海市では、令和3年(2021年)2月18日に現在の所有者である宗教法人大仏寺の御理解をいただき、聚楽園大仏と仁王像を市指定文化財建造物に指定しました。
 ここで、文化財に詳しい方は、「大仏は既に文化財指定を受けているのでは?」とお考えになるかもしれません。と言いますのも、「聚楽園大仏及び境内地」は昭和58年(1983年)に「名勝」として市の指定文化財となっています。「名勝」として指定する議論の際に、大仏そのものを文化財にすることについても話し合いがされていました。しかし、当時は「鉄筋コンクリート造」の大仏はまだ「文化財」としての価値が認められず、大仏そのものの文化財指定は見送られました。

 では、今回はどうして文化財に指定されることになったのでしょうか?
令和2年(2020年)7月に作成された市の「聚楽園大仏等調査業務報告書」に基づき、名古屋大学大学院環境学研究科の西澤康彦教授と堀田典裕准教授に聚楽園大仏と仁王像の文化財としての評価を次のようにしていただきました。
聚楽園大仏は建築時点で日本最初かつ最大の鉄筋コンクリート造として建造され、コンクリートの強度も極めて高く、鉄筋コンクリート造の新たな可能性を示した技術的にも先進性を有した建造物であること、誰もが訪れることができる公共性をもった建造物として市内外から親しまれており、地域の景観形成の中心的役割を果たしており、聚楽園のイメージを決定づけた存在であることは、「名勝」としての文化財指定時には明確になっていなかった新たな評価であるとし、建造物文化財として指定し、保護を図る必要がある、と再評価していただきました。

 さて、山田才吉氏はなぜ当時鉄筋コンクリート造で大仏を建造しようと思ったのでしょうか? 
 「彼が施主となって名古屋市に建設した東陽館(1896年竣工)、名古屋教育水族館(1910年竣工)、南陽館(1910年竣工)といった公的施設は、東陽館は1903年に火災で焼失、名古屋教育水族館と南陽館が1912年の高潮で倒壊しており、これらの経験から災害に強い構造体として鉄筋コンクリート造を採用したといえる。」(報告書からの抜粋)

像1     像2
 このような思いを引き継ぐ聚楽園大仏と仁王像を、東海市指定文化財建造物として、東海市のシンボルとして、これまで以上に親しまれる存在となるように、皆さんに詳しく知っていただく場面を今後用意したいと考えております。是非楽しみにしていてください。


2021年6月1日

  副市長 星川 功

 5月24日開催の市議会臨時会にて、副市長選任議案の議会の同意を得て、6月1日付けで副市長を拝命しました星川功です。身に余る光栄であるとともに責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
 これからは、5月17日に第4代東海市長として就任しました花田勝重市長を先輩副市長である佐治副市長と共にしっかりと補佐してまいります。
 皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 では、まず私の略歴からお話しをさせていただきます。昭和57年4月1日付けで本市に採用され、職員としての大半を福祉畑で過ごし、障害者福祉、生活保護、子どもの予防接種、成人の健康診査等の業務に携わってまいりました。平成25年度からは財政課長、秘書課長、市民福祉部長、企画部長として市の施策全般について担当させていただきました。      

 その中でも特に現役最後の年であった令和元年度は、市制施行50周年の節目の年であり、様々な記念事業を通じて市制50周年を市民の皆様とお祝いできたことは、貴重な経験として心に残るもので、本当に嬉しく思っています。

 

 さて、私の事務分担ですが、市民福祉部、環境経済部の事務を担任することになります。何といっても喫緊かつ重要な行政課題は新型コロナウイルス感染症対策です。高齢者のワクチン接種は始まりましたが、国からのワクチン供給量が極めて限定的であったこともあり、予約が一時に集中し予約が取りにくい状況になり、市民の皆様にご迷惑をおかけしました。ワクチン接種は国策でもあり、また、市としても多くの市民を対象とする初めての予防接種事業でもあります。市は医療機関等の協力を受けて、集団・個別接種併用により、7月末までに高齢者の85%の接種率を目指します。

 

 例えば、集団接種会場までの移動に支障があり、接種をためらう高齢者の支援策としてタクシーによる移動支援を始めワクチン接種が一人でも多くの方に円滑に実施できるように、職員は様々な調整や試行錯誤繰り返し、日々奮闘しておりますので、どうかご理解をお願いします。

 

 今後、ワクチンの供給量も徐々に増え、ワクチン接種の安定化も見込まれます。高齢者の接種が終わると次には一般の方の接種が始まります。令和3年11月までに全体の接種率64%目指してまいります。ウイルスは変異を繰り返し、私たちは気の抜けない日がしばらくは続きますが、新型コロナウイルスに有効なワクチン接種を一人でも多くの方に受けていただき、市民の皆様を新型コロナウイルスから守り、一日でも早く日常生活が取り戻せるように頑張ってまいります。

 

 また、コロナ禍で疲弊した市民生活・地域経済の立て直しも必要ですので、ワクチン接種に並行して、花田市長の公約の一つでもある観光振興、市内商工業者支援やキャッシュレス決済の普及の仕組みづくりに取り組みます。そして、2050年までのカーボンニュートラル(脱炭素)社会実現に向けては、多くの課題がありますが、市として中長期的な視点をもって取り組みます。


2021年6月1日

令和3年5月1日 副市長 佐治 錦三

 

 令和3年度がスタートし、早いものでもう1ケ月が過ぎました。今年度も、引き続きよろしくお願いします。
新型コロナウイルスとの戦いは、昨年のこのコーナーでも記載しましたが、やはり、長期に渡ることとなり、令和2年度は、新型コロナウイルスに振り回された一年といっても過言ではないでしょう。市民の皆様にとっても、いままでの生活様式を変えざるを得ないなど、大変な一年であったと思います。
 そうした中、本市では、新型コロナウイルスのコーナーを、広報「とうかい」及びホームページに設け、市民の皆様への情報提供などに努めるとともに、3月には、ワクチンに関するコールセンターを設置し、気軽に相談等のできる体制整備などをしてきたところです。
 新型コロナウイルスの終息のためには、ワクチンと治療薬の開発が不可欠であると言われてきましたが、治療薬の開発が見込まれない中、国においては、海外のワクチンを確保し、予防接種を進める計画を進めています。特に、感染拡大と重症化を防ぐことを目的に、医療従事者・高齢者・一般の方の順に接種を進める方針を定めています。
 新型コロナウイルスのワクチン接種について、市町村が担うのは、高齢者や一般の方等ですが、市町村は、それぞれ新型コロナウイルスワクチン予防接種実施計画(以下「実施計画」と言います。)を策定し進めることとなっております。
その実施計画では、「接種スケジュール」、「接種順位と対象者数」、「ワクチン接種体制」、「ワクチンの分配と接種体制」などを記載することとなっております。
 本市においても、実施計画を策定しましたので、その主なものについて、説明させていただきます。
 最初にスケジュールですが、65歳以上の高齢者の方を対象とする接種からスタートし、65歳以上の高齢者の方について、ワクチンが本格的に供給されてから3ケ月以内に、現在のところ5月から7月までに、その後、一般の方について、8月から2月までに接種する予定です。なお、今回使用するワクチンは2回の接種が必要なため、その期間で1回目と2回目の間隔も考慮し、2回の接種ができるよう計画しているものです。なお、国によるワクチンの供給計画が変更された場合には、このスケジュールも変更されることもありますので、ご理解いただくとともに、変更点などは随時広報などでお知らせしますので、ご確認などをよろしくお願いいたします。
 次に、接種順位と対象者数ですが、接種の順に、医療従事者等は、約1,200人、高齢者は、令和3年度中に65歳以上に達する昭和32年4月1日生まれ以前の方で、約27,000人、基礎疾患を有する方は、約7,300人、高齢者施設等の従事者は、約1,100人、60~64歳の方は、約5,400人、16~59歳の方は、約56,400人、16歳未満の方は、約16,600人で、合計約115,000人です。
最後に、ワクチン接種体制ですが、本市では、かかりつけ医など身近な医療機関での「個別接種」と保健センター(しあわせ村)及び市役所での「集団接種」を併用し、円滑に接種ができる体制を整えているところです。
 本市では、この実施計画に基づき、高齢者・基礎疾患者は85%、全体では64%の接種率を目標としています。
ワクチン接種の予約方法・接種の流れなどについては、4月15日号及び5月1日・15日合併号の広報「とうかい」に記載がありますので、確認をお願いします。
 本市では、4月26日(月曜日)から一部の方(約960人)につきましては、1回目の予防接種がスタートしておりますが、大半の方はこれから予約をすることとなりますので、ご理解とご協力をお願いします。また、国においては、「16歳以上の方の全員分のワクチンが9月末までに調達できる見通しとなった」との報道もあり、本市といたしましても、国のワクチンの配布状況を踏まえ、実施計画に基づき計画的にワクチン接種を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 ワクチンの接種が始まりましたが、今後も、新型コロナウイルス対策は、まだまだ必要です。市民の皆様方には、感染者を増やさず、大切な家族・大切な友人を守るためにも、「新しい生活様式に基づいた行動の変容」、「マスクの着用、手洗い、消毒、換気などの感染拡大防止対策」について、今一度、気を付けていただきますようお願いします。いずれにいたしましても、みんなで協力し合い、知恵を出し合って、この危機を乗り越えていきましょう。


2021年5月1日