副市長&部長メッセージ

平成31年3月1日

都市建設部次長兼土木課長 大西 彰

以前、このコーナーで無電柱化についてつぶやかせていただきました。
今回は、第2弾として、東海市が進めている小型ボックスを使用した無電柱化工事について、再度つぶやかせていただきます。

横須賀町で進めています無電柱化工事は、小型ボックス※1を活用しています。この地区は、山車まつりをはじめとするまつり文化や横須賀御殿跡など歴史文化資源が多く分布している地域です。横須賀御殿は、本丸を持たない城とみなされ、横須賀は城下町として町割りが行われ、現在の東西南北の道筋が整備されました。昔ながらの木造住宅が密集した路地で、幅員が4mに満たない狭隘な道路〈写真〉も多く、自動車の通行も困難な地域です。

 狭い道路

無電柱化を進めている道路も幅員が7.4m~3.3mで、歩道の無い生活道路です。公共下水道、都市ガスなどのライフラインが整備済みのため、従来の共同溝方式では多くの地下埋設物の移設が必要な状況でしたが、小型ボックスを活用する事としたため、支障となる地下埋設物は主にガス管のみとなりました。

 歩道の無い生活道路

少し、専門的な話となりますが、今回の工事では、従来の特殊部(電気・通信を各家庭へ引込むための機器が入る桝)から3分の1の容積の小型化した製品〈写真〉を採用しました。
また、電力の各家庭への分岐方法として小型ボックス内で「クラスタ」といわれる小型の分岐製品を活用することとしたため、通常用いる低圧分岐桝も不要としています。
これらにより、狭隘道路で上下水道の支障移転を回避しています。

 製品

現在は、小型ボックスと各家庭への引き込み管、電柱から特殊部へ繋げる連携設備の工事を進めているところです。〈写真〉
無電柱化には、多額の事業費が必要ですが、この小型ボックス方式を活用することにより、通常方式より3割は安価にすることができます。
また、市街地では更に地下埋設物件の移設期間を大幅に短縮することも可能となります。
小型ボックスの蓋が路面に並ぶこととなりますので、景観的にはマイナスとなりますが、本市では蓋を化粧仕上げと美装化した車道舗装と合わせることで、問題解決しています。

 工事

今後、無電柱化を検討する自治体の皆様におかれましては、是非、小型ボックスの活用をご検討ください。

※1 小型ボックスとは、電力・通信のケーブルを一括で収納するU字溝のような部材です。

2019年3月1日

平成31年3月1日

消防署長 坂野 正巳

消防署長の坂野です。
最近、救急現場へ消防車も一緒に出動する「救急支援出動」について、問い合わせを受けましたので、この機会を通じて市民の皆さんに説明させていただきます。
救急車と消防車がサイレンを鳴らして走って来て、火事かと思ったら実は救急だったという事、ありませんか?全国的には、消防車(Pump)の「P」と救急車(Ambulance)の「A」の頭文字をとって「PA連携」とも言いますが、当市では、救急現場における救命活動を支援することから「救急支援出動」と広報しています。
そもそも、この救急支援出動とは、様々な救急現場において、適切な救命処置等がより円滑に実施できるよう消防隊員も一緒に出動し、その活動を補助するものです。そして、支援出動に消防車で出動するのは、活動後、いつ発生するかもわからない次の災害へ備えるためのものです。
重篤な傷病者に対しての救命処置は、事故発生状況の把握、傷病者の様態観察からそれに合った適切な資機材の準備と設定、同時に、関係者からの事情聴取や持病など病歴の情報収集等を行います。また、様々な処置について本人や関係者に説明し理解を求め、かつ、適切な医療機関へ収容の問い合わせなど、たくさんの作業をしなければなりません。それらを行いながら活動記録や時間管理も必要です。更に交通事故等では、周囲の安全管理も実施します。
 この支援出動の条件や車両等は、各消防本部で定められているところですが、本市では、県内でもいち早く体制を構築し、平成10年3月から運用を開始しました。当初は、自動車専用道路や交通量の多い幹線道路などへ、傷病者や救急隊の安全確保を目的に出動していましたが、平成15年、救急救命士の救命処置改正に伴い、現在の様な体制に再整備しました。 支援出動の概要は、次のとおりです。
 ・ CPA 支援
   心肺機能の停止又は、停止が疑われる傷病者に対して、高度な救命処置が必要な場合。
  (CPAとは、心肺機能停止状態を言います。)
 ・ 交通 支援
   自動車専用道路・幹線道路や交通量の多い場所等で発生したもので、傷病者及び活動隊員の安全確保等が必要な場合。
   また、事故に伴う火災や救助等の対応が必要な場合。
 ・ 搬送困難 支援
   高層階(集合住宅の3階以上)や狭い場所等で発生したもので、救急隊だけでは傷病者の収容搬送等が難しいと予想される

     場合。
 ・ 活動困難 支援
   自損行為、加害等で、傷病者や隊員を保護する必要がある場合。
 ・ その他 支援
   現場近くにいた部隊が先行して出動した場合や、上記に該当しないもので救急支援が必要な場合。

以上の5つに分れて活動していますが、その災害内容に応じて部隊や出動車両は、弾力的に運用しています。
当市における昨年(平成30年)の救急出場件数は、4,725件で、その内、支援出動は、1,362件と、4分の1の割合で出動しています。
詳細は、CPA又はCPA疑いが912件(67.0%)、搬送困難が283件(20.8%)、交通が130件(9.5%)、活動困難が34件(2.5%)、その他が3件(0.2%)でした。
これらの救急事案に対して、1本署、2出張所の3ヶ所からそれぞれ救急車と消防車が出動し対応しています。(救急車は、本署の予備救急車を合わせて計4台で業務にあたっています。)
市民の皆さん、今後も、救急現場に消防車も一緒に出動することへの戸惑いなどを感じるかもしれませんが、何より傷病者にとって最も有効な救命活動を行うためのものですので、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

◎主な出動車両の写真
・救急車                               
 本署に2台(予備車含む)
 2出張所に各1台の計4台配備     

 救急車

・ポンプ車                              
 本署と2出張所に計3台配備

 ポンプ車 

・タンク車                            
 本署と2出張所に 計3台配備

  タンク車

 ※ 注意
 ポンプ車とタンク車は どちらかが出動します。

 

・救助工作車
 本署に1台配備

 救助工作車

2019年3月1日

平成31年2月1日

水道部次長兼経営課長 森田 昌代

2019年を迎え早1ヶ月を過ぎました。2月は厳冬から春へと移り変わる季節であり、暦の上では春となる訳ですが、暦と実際とのギャップ・・・まだまだ寒さ厳しく、蛇口から出る「水」も冷たく感じる今日この頃です。
 
さて、「水」は、めぐりめぐる・・・海や川の水は蒸発して雲になり、雨や雪になって地上に降り川などに流れ、川などから取り入れられた水は水道水としてご家庭へ送られ、使った後の水は下水道施設できれいにされ、海や川に戻っていく・・・というように地球上の水は常に循環しています。
水道部の業務には、市民の皆様に安心・安全な水をお届けする「水道事業」と、家庭などで発生した汚水の処理や雨水の排除による浸水の防除、公共用水域の水質保全機能を果たす「下水道事業」があり、この水の循環の中で重要な役割を担っています。
毎日の生活の中で、人が水を必要とする場面は本当にさまざまであり、自然が育む水が資源の「水道」と、汚れた水をきれいにして自然に戻す「下水道」は、生活する上で欠く事のできない重要なライフラインです。
蛇口をひねるだけで水は出てくるし、利用した後の水の行方は目にすることもないので「水道」「下水道」はあまり意識されない存在ですが、安心・安全な水を安定的に届け、清潔で快適な生活を支える事が「水道」「下水道」の大事な使命であるとして、水道部一同、日々業務に励んでいます。

人間は、体の約60パーセントが水分でできており、水と睡眠をしっかりとれば2~3週間は生きられると言われていますが、水なしではせいぜい4・5日だとか・・・体の機能維持には欠かせない、生きていくために必要不可欠な「水」。
「水」は、めぐりめぐる長い旅の途中で、私たちのくらしの中に寄り道をして潤しては流れていく・・・水に恵まれた生活を送ることができるこの環境に改めて幸せを感じます。

2019年2月1日