降下ばいじんの基本情報

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ページ番号1008862  更新日 2024年7月4日

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降下ばいじんとは?

 降下ばいじんとは、大気中の粒子状物質のうち、重力あるいは雨によりばい煙や粉じんなどが地上に降下したものです。降下ばいじんの発生源は、重油等の燃料の燃焼に伴い大気中に放出されたもののほか、機械の切削により発生したもの、風により土砂が舞い上げられたもの、黄砂など様々なものがあります。

降下ばいじんが多いとどうなる?

 次のような生活環境上の影響があります。(市への申立内容の一部を記載しています。)

  • 住宅の壁が黒く汚れる
  • 洗濯物や物干し竿が汚れる
  • 窓を開けると床がザラザラする
  • 車や車の窓ガラスに粉のようなものがつく
  • 窓枠や樋に黒い粉がたまる など

降下ばいじん量の単位は?

 1ヶ月間の1平方キロメートルあたりの重量(トン)として「t/km2・月」と表記しています。

環境的な基準はある?人体への影響は?

 昭和46年に国の中央公害対策審議会の答申において、大気中の10マイクロメートル以下のもの(浮遊粒子状物質)は、呼吸器に影響を及ぼすとして、浮遊粒子状物質の環境基準が設定された経緯があり、比較的に粒径が大きい降下ばいじんは、環境基準や規制基準が定められておらず、国の審議会、医療機関等から降下ばいじんに係る人体への影響について指摘、報告等を受けたことはないことから、市は、降下ばいじんについて、人体への影響は大きくないと考えております。一方で、降下ばいじんは、住宅の壁が黒く汚れるなどの生活環境上の影響があることから、本市は、総合計画において「めざそう値」を設定し、降下ばいじんの減少に努めています。
 なお、降下ばいじんの原因の一つである、ばい煙や粉じんについて、大気汚染防止法等に定められたばい煙発生施設や粉じん発生施設などに対しては、法令に基づく規制があり、法令を所管する愛知県が確認、指導等を実施しています。また、本市は、法令より厳しい基準を設定した公害防止協定を締結し、ばい煙及び粉じんの規制を設定した事業所に対して、確認、指導等を実施しています。

降下ばいじんとばい煙粉じんの画像

降下ばいじんの成分は?

 降下ばいじんは、水に溶ける「溶解性成分」と水に溶けない「不溶解性成分」から成り立っています。市は、家や車が汚れるなどの降下ばいじんによる生活環境上の問題について、不溶解性成分による影響が大きいと考えています。

溶解性成分+不溶解性成分=降下ばいじん

※本市では次の項目を測定しています。(アイウエオ順、測定内容は地点ごとに異なります)

【溶解性成分】

  • アンモニウムイオン、塩化物イオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、硝酸イオン、ナトリウムイオン、マグネシウムイオン、硫酸イオン

【不溶解性成分】

  • 灼熱減、灰分
  • 亜鉛、カドミウム、酸化カルシウム、全炭素、全鉄、鉛、二酸化ケイ素

降下ばいじんの測定方法の画像

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このページに関するお問い合わせ

環境経済部 生活環境課
〒476-8601 愛知県東海市中央町一丁目1番地
電話番号:052-613-7696 0562-38-6321
ファクス番号:052-603-6910
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。