童門冬二さん平洲記念館名誉館長に就任

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ページ番号1004495  更新日 2023年2月20日

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平洲記念館の名誉館長に童門冬二さんが就任

写真:作家・童門冬二さん

細井平洲先生の業績を広く全国に向けて発信するため、作家・童門冬二さんに平成17年7月から平洲記念館名誉館長に就任していただきました。


童門冬二さんには、東海市におきましても以前から細井平洲先生の顕彰活動に関係していただいております。
平成7年度に開催しました「平洲(嚶鳴)サミット」では、記念誌に「この『平洲(嚶鳴)サミット』は歴史をきっかけとする地方自治体提携の中でも、ひときわ異彩を放つものといっていい」との巻頭言を寄せていただいております。
また、サミットと同時に始めました「平洲賞」のエッセイ募集においては、事業達成までの5年間にわたって審査員をお引き受けいただきました。
平洲先生没後200年記念として刊行された平洲賞受賞作品集の「心そだて」におきましては、「『日本人の心』を取り戻すために」と題した巻頭言の中で次のように言われております。
「平洲の精神が、日本全国にしみわたり、同時に『エライのは平洲先生だけではない。うちの地域にも、こういう人物がいたぞ』という主張が、各地域から起こってくれば、それは、『地域の持つ歴史や特性が、相乗効果を起こして、大きなパワーを生む』ということになる。そのことによって、『地方分権の成果』が大きく得られることは確かだ。この意味では、「日本人の心を取り戻すため」だけでなく、地方分権の推進という課題に対しても、この東海市の平洲賞は大きな一石を投じたといっていいだろう」と、東海市の行った平洲先生の事業に大きな評価を寄せていただきました。
このように平洲先生の教え、精神を、現代社会に大きく位置づけられ、東海市ともつながりの強い童門冬二さんに名誉館長をお引き受けいただいたものです。

童門冬二(どうもんふゆじ)さんのプロフィール

1927年(昭和2)10月19日、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年(昭和54)、美濃部都知事の引退とともに都庁を去り、作家活動に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。
1999年(平成11)、春の叙勲で勲三等瑞宝章を受章されています。著書には『小説 上杉鷹山(上)・(下)』『徳川家康の経営学』(以上、学陽書房)、『日本の復興者たち』(光人社)、『小説 小栗上野介』(集英社)、『上杉鷹山の経営学』『上杉鷹山と細井平洲』『名補佐役の条件』『童門流 人前で話すコツ』『幕末に散った男たちの行動学』『細川幽斎の経営学』(以上、PHP研究所)など多数があります。

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教育委員会 平洲記念館
〒476-0003 愛知県東海市荒尾町蜂ケ尻67番地
電話番号:052-604-4141
ファクス番号:052-604-4141
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