梅毒の感染者が増えています
愛知県の梅毒の感染者の報告数は2012年に38件でしたが、2022年より急増しており、2023年には819件となっています。男性は40代、女性は20代で多く感染している傾向にあります。
梅毒とは
梅毒は梅毒菌(梅毒トレポネーマ)という病原体が感染することで起こる感染症です。
主な症状
梅毒に感染すると、約3週間で、感染した場所(性器、肛門、口など)にしこりや潰瘍ができ、その後4~10週間の潜伏期を経て全身に発疹(ほっしん)が現れます。症状は一旦は消えますが、症状が消えていても病気は進行しています。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置していると、10年から30年たった後に、髄膜炎、進行性まひ、認知症等、重大な障がいを起こすことがあります。
また、妊娠している人がかかると、流産や死産になったり、生まれてくる子どもの神経や脳に異常をきたすことがあります(先天梅毒)。
感染経路
梅毒は主に口や性器などの粘膜や皮膚から感染するため、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)が主な感染経路となっています。具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触等です。
予防するには
- 不特定多数の相手と性的接触を持たないことが重要です。
- 性交時にコンドームを正しく使用することが大切です。ただし、コンドームで100パーセント予防できるわけではありません。
心配な時は検査を受けましょう
自覚症状がないこともあり、感染に気付きにくいことから、治療の遅れや感染拡大につながりやすいため、感染が気になる場合は必ず検査を受けましょう。早期の適切な治療で完治が可能です。
梅毒に感染しているとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染率が2倍以上に高まるといわれていますので、梅毒検査とHIV検査を一緒に受けることが重要です。
あなた自身と大切なパートナーを守るため、正しい予防策と検査が重要です。
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愛知県HIV・梅毒抗体検査委託事業 「iTesting @ Aichi&NMC」(外部リンク)
愛知県では、独立行政法人国立病院機構名古屋医療センターに委託して、平日にHIV・梅毒検査を実施しています。
無料匿名検査
梅毒・HIVの感染に不安のある方は、愛知県の保健所で無料匿名で検査をすることができます。
関連情報
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愛知県 梅毒が流行しています!(外部リンク)
愛知県の梅毒感染者報告件数など -
「性感染症のすべてが簡単にわかる本」(外部リンク)
性感染症のことを知りたい方、何か気になることがある方は、この本で答えが見つかります。 -
「クイズで分かる性と感染症の新ジョーシキ」(外部リンク)
クイズ形式で性感染症の知識を学べます。
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市民福祉部 健康推進課
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