東海市浄化センターツアー

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ページ番号1009101  更新日 2024年9月2日

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東海市浄化センターツアー

下水処理の本丸である「東海市浄化センター」を体感するツアーを水道部職員限定で開催しました。

普段は見ることができない浄化センターの内部を、できる限りの臨場感でご紹介します。

そのプロセスのひとつひとつを探検しながら、技術の高さと日々の努力に驚かされること間違いありません。

東海市浄化センターは

平成2年(1990年)10月1日に運転を開始し、令和5年度(2023年度)には、年間約9,060,000立方メートル(東京ドーム約7杯分)の汚水、約7,000t(東京タワー約1本半分)の汚泥を排出しました。

東海市浄化センターの案内

東海市浄化センターツアーでは、以下の水の流れの図に沿って施設を紹介していきます。図中の番号と説明文は各箇所とリンクしているので、東海市浄化センターパンフレットと合わせてぜひお楽しみください。

浄化センター施設説明用の地図

(1)沈砂池 清流への第一歩

こちらは東海市浄化センターの自動除塵機。浄化センターの入り口で、下水道から流れてくるゴミを大きなふるいで引っかけ、自動除塵機で取り除きます。まるで、ゴミ退治のエキスパート!この機械がなければ、浄化センターは大混乱。ゴミとの壮絶なバトルを繰り広げるこの機械に、感謝をせずにはいられません。

沈砂池から汚れを取り除く機械の説明をしていただいたいます

(2)自家発電機 闇を打ち砕くエンジンの力

停電時等に活躍する自家発電機です。

こちらは東海市浄化センターの自家発電機です。停電時には、まるでハリウッドのアクション映画さながらにV16エンジンが唸りをあげ、その強力なパワーで、浄化センターの汚水処理が最低限できるようしっかりとサポートします。

(3)最初沈殿池 重い汚れを制す

最初沈殿池で汚水が流れる様子を職員が観察しています

こちらは東海市浄化センターの最初沈殿池です。コンクリートの下は、プールのようになっています。汚水がゆっくりと流れ、重たい汚れを沈めて取り除きます。屋根に覆われているため、臭いの流出も防止。浄化の第二ステップを支えるこの重要な施設です。

(4)反応タンク 微生物の楽園

反応タンク内で汚水が撹拌されている様子を職員が観察しています。

コンクリートの下には反応タンクがあります。アクアリウムのエアレーションと同じ原理で、空気を汚水に取り入れ、微生物に酸素を供給します。微生物たちは酸素を貰って活性化し、スゴ腕チームのように汚れを消し去ります。その技術のドラマは見た目以上に圧巻。身近で感じる浄化の偉大さを、ぜひ体験してみませんか?

(酸素がなくても働く微生物いますので、酸素を入れないタンクもあります)

(5)最終沈殿池 汚れとさようなら

最終沈殿池の様子を職員が観察しています。

ここは東海市浄化センターの最終沈殿池!微生物が汚れを食べて大きくなりながら沈み、上部には浄化された清らかな水が流れます。集められた汚泥は濃縮タンクで脱水され、脱水ケーキに。プロセス全体が圧巻です。

(6)最終沈殿池のクリアウォーター

最終沈殿地の上澄み水の様子

上澄みの水をくみ上げています。ここで採取される水は、汚れが完全に取り除かれ、透明かつほぼ無臭。まるで魔法のように浄化されるこの水を見れば、浄化センターの優れた技術に驚くこと間違いなし!施設内の壮大な物語を紐解いてみてください。

(7)汚泥濃縮 汚泥から脱水ケーキへ

汚泥濃縮の様子を観察しています。

汚泥を濃縮しています。

臭いが強烈なのに、脱臭ダクトなどの仕組みで外には漏れません。微生物ががんばった汚泥を効果的に濃縮する、まさに浄化のヒーローの残り香がここにあります。この技術が、浄化の背後で、汚泥を次のステージへ引き上げます。興味津々のワンシーンですね!

(8)脱水機 脱水ケーキの産みの親

職員が脱水ケーキを手で持っています。

濃縮された汚泥を80%の水分を含んだ脱水ケーキに変える大仕事をしています。見るだけでもそのスプラッシュ感に驚きです!脱水ケーキは生おからのような感触です。毎日のように汚水を見ている身としては、技術の進化を感じられる心踊る瞬間です!

※職員が脱水ケーキを素手で持っていますが、特別な訓練を受けた職員です。絶対にマネをしないでください。

(9)接触タンク 清浄の守護者

綺麗な水を塩素で消毒しています。

透明な上澄みの水が塩素でしっかりと消毒される、大切なステージです。まるでクリアな輝きを放つこのタンクの中で、見えない戦士たちが水をキレイにしています。浄化の最後の砦として、その力に惚れ惚れしませんか?

(10)海へ

かなり水が浄化されました。

浄化センターに流入した時は、茶色で臭かった水が、透明で無臭な清流に変わり、海へと送り出されます。この水は蒸発し、雲となり、雨として戻り、再び命の水として輪廻します。この奇跡のサイクル、驚きの技術です!

ツアー後の感想

汚水がきれいになっていく過程を実際に見ることで、どのようにして汚水が処理されているかをよく理解できました。

また、浄化センターで書類上だけで知っていた機械を実際に見たり、説明を聞いたりすることで、その機械がどれほど重要かを実感しました。

自分が契約業務を行った工事が実際にどのように行われているのかを知ることができ、大変有意義でした。

浄化センターは住民が生活する上で欠かせない施設ですが、実際に見学する機会は少なく、その効果を実感することは難しいです。今回の見学会は、本当に貴重な体験でした。

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このページに関するお問い合わせ

水道部 下水道課
〒476-8601 愛知県東海市中央町一丁目1番地

  • 建設
    電話番号:052-613-7870 0562-38-6451
  • 計画・維持
    電話番号:052-613-7871 0562-38-6452
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