教育長のページ 令和4年8月

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ページ番号1002414  更新日 2023年2月24日

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子どもたちは1学期が終わり夏休みに入りました。

コロナ禍での生活も3年目となりましたが、これまで延期や中止、縮小といった制限がされてきた学校行事が、徐々に再開できるようになりました。プール指導、授業参観、運動会、修学旅行、沖縄体験学習等では、基本的な感染対策を講じながらも、児童生徒たちの充実した活動の様子が見られて少しほっとしています。

中学2年生の沖縄体験学習では、6月5日(日曜日)出発の富木島中学校を皮切りに、6月26日(日曜日)出発の加木屋中学校まで市内6中学校の2年生、約1100人が3泊4日の日程で自然体験学習、平和学習、姉妹都市(沖縄市)学校間交流、歴史・文化体験等を行い、沖縄でしか体験できない「学び」を経験してきました。

過去2年間コロナ禍により渡ることができなかった渡嘉敷島では、3年ぶりに海洋研修が実施できました。美しい海に囲まれた島で、カヤックや大型カヌー体験をしたり、シュノーケリングでは本州では見られない魚やウミガメに遭遇したりと自然を満喫することができました。また、沖縄戦の戦場となった場所で、語り部による壮絶な戦場の様子を聞き、平和の大切さを心に刻みました。

写真:シュノーケリングの様子
【渡嘉敷島での海洋研修のようす1】
写真:大型カヌー体験の様子
【渡嘉敷島での海洋研修のようす2】

沖縄市の中学校との学校間交流では、できるだけお互いが接触しないよう工夫しながら、クイズで沖縄文化を学習したり、沖縄の郷土の踊りであるエイサーの披露を楽しんだりして沖縄の中学生と交流することができました。

子どもたちからは以下のような感想が聞かれました。

  • 仲間との共同生活などが貴重な経験となった。そして、仲間と助け合えたからこそ充実した4日間を過ごすことができた。
  • 語り部さんの話を聞いて、話し方に迫力があり戦争の悲惨さがとても伝わってきた。一つ一つの言葉にとても重みがあり、この貴重な話を聞いたからには、私たちも周りに伝えていきたいと思った。
  • 海洋研修では大型カヌーなどクラスの仲間と協力して楽しい思い出が残った。仲間との絆が深まった気がしてとてもいい時間だった。
  • 実際に沖縄に行かなければ感じることのできない、天候や方言、風景などがとても興味深かった。雨にとても左右されたけど、それも沖縄ならではのことだったので面白かった。
  • 学校間交流では、相手校の子が話しかけてくれて、短い時間だったが交流できてよかった。
写真:学校間交流
【学校間交流のようす】
写真:集団自決跡地の様子
【集団自決跡地】

事後アンケートから沖縄体験学習の感想について「とてもよかった」「よかった」と答えた生徒が95%を超えました。東海市では体験できない、沖縄だからこその体験を五感で感じ、学びとって帰ってきてくれたことを嬉しく思います。また、「一般のお客さんのことを考えて行動した」「集団行動の大切さを学んだ」「クラスの絆を深めることができた」「現地のスタッフや準備をしてくれた方へ感謝したい」という感想を読むと、わずか4日間の経験が、人を大きく成長させることを改めて実感するとともに、沖縄市の関係者をはじめ、この体験活動を支えていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。

令和4年(2022年)8月
東海市教育委員会 教育長 加藤 千博

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