教育長のページ　令和3年4月

令和3年度の春を迎えて

令和3年度が始まりました。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、さまざまな行事の中止、規模縮小を余儀なくされました。中止、延期、変更、の繰り返しとなりましたが、小中学校の卒業式は、保護者のみなさんにも参加していただき、開催することができました。また、姉妹都市交流も中止が続く中、中学生の沖縄体験学習については実施することができました。参加した生徒たちからは、「戦争の恐ろしさや、戦没者の数は想像を上回り、戦争はとても怖いと改めて痛感しました。」「戦争の碑の名前が、毎年追加され、増えていっていることに驚きました。」「初めて広くて大きな海を見て、とても感動しました。」などの感想を聞くと、延期続きではありましたが、実施できたことに、ほっと胸をなで下ろす気持ちです。3月21日(日曜日)には東海市民合唱団の第6回定期公演が東海市芸術劇場で開催されました。28日(日曜日)には、東海市ダンスチームMiakotの第2回定期発表会も無事開催することができました。感染症対策に細心の注意を払いながらの開催でしたが、出演者のみなさんの笑顔、豊かな表情に、開催できてよかったと感じました。今月は中学生の部活動の大会、「東海市ジュニアスポーツフェスティバル」が始まりますが、感染症対策のため、残念ながら無観客での開催となりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

この4月からは、小中学校では、1人1台のタブレット、各教室への液晶プロジェクター等が配備され、学校の授業でもいっそうのデジタル化、ICT教育の推進が期待されています。教育委員会では、子どもたちがスムーズに機器の操作ができるよう「オリエンテーションブック」を作成したり、ICT支援員を増員して学校に配置したりするなどの準備を整えております。また、学校の先生方に操作に慣れてもらえるよう研修も進めてまいりました。子どもたちの興味、関心を高めながら、学校ならではの協働的な学習活動を進めてまいりたいと考えております。本年度も教育委員会の諸事業へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

令和3年(2021年)4月
東海市教育委員会　教育長　加藤　千博