教育長のページ 令和8年9月
夏休みが終わり、4週間がたちました。私ども教育委員会は、この夏休み中にも、小中学生のさらなる成長をめざして、「中学生米沢親善交流事業」や「小学生釜石親善交流事業」などの様々な事業を実施いたしました。
とりわけ、令和8年度で6回目を迎えた「小学生釜石親善交流事業」は、市内12の小学校の6年生24名が8月26日(水曜日)から28日(金曜日)までの日程で、姉妹都市である岩手県釜石市を訪問し、防災への意識を高めたり、製鉄を通した両市の交流について理解を深めたりしました。
市役所ピロティで行われた出発式では、私からは、「最近はインターネットやAIなどの普及によって、地球上のどの地域のことであっても、どんなことであっても、すぐに情報を得ることができるようになっています。釜石市についても、東海市についても、ネット上には数えきれないほどの情報があふれています。では、なぜみなさんは時間をかけて、わざわざ遠く離れた釜石市に行くのでしょうか。それはやはり、実際にその場所に行って、そこにいる人たちとかかわることが、お互いを理解する上で何よりも大切なことであり、それは平和な世界を築いていく上で、とても重要なことだからです。だからみなさん、この3日間の交流で、いろいろなことを体験することを通して、インターネットやAIでは学べないことをたくさん学んできてください。」と伝えました。
なお、この釜石市との親善交流では、1日目に「鉄の歴史館」を見学し、両市を繋ぐ深い製鉄の歴史を学んだ後、「宝来館」の元女将から、「生きる」ことへの力強いメッセージをいただいています。また、2日目に、地元の小学校の児童と交流を深めた後、「いのちをつなぐ未来館・釜石祈りのパーク」を訪れ、震災や防災について学んでいます。そして、3日目に、ラグビーワールドカップで選手が試合をした鵜住居復興スタジアムを訪れ、ラグビーの魅力に触れた後、釜石市役所を訪れ、教育長に表敬訪問をしています。
この中から、令和8年度は、釜石小学校の児童との交流に注目してみました。
釜石小学校での給食の時間には、東海市のカゴメケチャップと釜石市のトマトを使ったコラボメニューである「絆スープ」が提供されました。同じテーブルを囲み、「絆スープ」を一緒に味わった子どもたちは、「どれもとってもおいしかったです」と感想を述べていました。
また、午後の交流では、「釜石シーウェイブス」の職員の方に指導を受けるラグビー体験が行われました。二人一組で行うタグラグビー、チームでボールを取り合うミニゲームなど、みんなが仲良くなれるメニューがたくさんあり、「今回知り合った仲間たちとこれからも交流が続けられたらよいなと思いました」と感想をもつ児童がいたほど、みんなが打ち解け合えた交流となりました。
子どもたちに温かいエールを送り続けてくださった保護者の皆様、そして現地で子どもたちを我が子のように温かく迎え、一生忘れない感動と成長の場を与えてくださいました釜石市の皆様に心より感謝申し上げます。
令和8年(2026年)9月
東海市教育委員会 教育長 鈴村 俊二
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