教育長のページ　令和4年10月

10月になりました。今年度に入って、ようやく普段どおりの活動が数多く実施されるようになってきました。

東海市芸術劇場でも、様々な事業が行われています。
5月には、「この辺りの者でござる。」という演者の一言で、あっという間に「この近くに住む人物が登場する物語」が展開された「野村萬斎　狂言の世界」、6月には、2人のピアニストと3人の声優の皆さんの熱演による音楽物語「クララ・シューマンとヨハネス・ブラームス　音符を愛に閉じ込めて」と愛知県立芸術大学管弦楽団の皆さんの若々しい元気な演奏をお聴きいただいた「ワンコインコンサート」、7月には、クリスティアン・アルミンクさんの指揮と公益財団法人名古屋フィルハーモニー交響楽団の皆さんの演奏による「マーラー5(ファイブ)」。8月には、杉並児童合唱団と東海児童合唱団の「ジョイントコンサート」、そして「TOKAI　ROCK　FES.2022」が行われました。また、9月に行われた「キエフ(キーウ)・クラシック・バレエ」も、大盛況のうちに終わることができました。

「ひとづくり事業」の一つでもあります「東海市子どものオーケストラ」では、この2年、8月の定期演奏会に向けた岐阜県白川町での夏合宿は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施できませんでしたが、今年度は、8月3日から5日の日程で、3年ぶりに実施することができました。子どもたちは、指揮者の清水醍輝先生や名古屋フィルハーモニー交響楽団の楽員の先生方の指導を受け、仲間との親睦を深めながら、素晴らしい定期演奏会となるように演奏技術とチームワークを磨くことができ、8月21日の第4回定期演奏会に臨むことができました。

まだまだ、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況ではありますが、芸術劇場では、引き続き、感染予防対策を講じながら、10月1日(土曜日)の「アンサンブル・ウィーン=ベルリンwithオーケストラ」や10月15日(土曜日)の「～音楽をめぐる冒険～堤　剛チェロ・リサイタル」、2月26日(日曜日)の「超オペラぺらぺらコンサート　『ラ・ボエーム』(スペシャル・ハイライト)」、3月19日(日曜日)の「～ひとづくりパートナーシップ・シリーズ～名フィル・竹本泰蔵のライブ・スクリーン・コンサート」等、世界のどこで上演しても恥ずかしくない、上質で素敵な事業の数々を企画しております。勿論、劇場を拠点に活動している東海児童合唱団等の定期公演、また1月21日(土曜日)には、もうひとつの「ひとづくりパートナーシップ」団体である吉本興業株式会社様が笑いで東海市を元気にする、毎年恒例の「～ひとづくりパートナーシップ・シリーズ～笑う劇場　吉本新喜劇&バラエティ」等も企画しております。ぜひ、劇場にお越しください。

令和4年(2022年)10月
東海市教育委員会　教育長　加藤　千博