教育長のページ 令和4年6月

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ページ番号1002415  更新日 2023年2月24日

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新年度も2か月が過ぎ、6月になりました。コロナ禍はまだ続いていますが、3年ぶりに行動規制の解除されたGWを過ごし、回復の兆しがうっすらと見え始めているように感じます。しかし、まだまだ不安が残る中、小中学校においても油断することなく、感染症対策を徹底し、児童生徒が安心安全に学校生活を送ることができるようにしてまいります。

さて、国のGIGAスクール構想により、本市でも児童生徒一人一台のタブレット端末が導入され一年以上が過ぎました。昨年度はまず使っていこうという意識を全教職員がもち、各校において教員研修を行いながら様々な場面で活用を推進してまいりました。

写真:授業風景1
【1年生:三角形を組み合わせ、別の形をつくる】

各校の授業の様子を見ると、どの教室でも、黒板の左半分には電子黒板機能付きプロジェクターから、デジタル教科書や写真、動画が大きく投影され、視覚的にわかりやすい授業が行われています。児童生徒一人一台のタブレット端末活用に目を向けると、体育の授業ではビデオ撮影した競技中の姿を自分で見てフォームのチェックをしたり、生活科では育てている植物の様子を日々写真撮影し、集積した画像を見比べることで植物の成長を実感したりと活用されています。このように、これまでは授業で扱うことが難しかったり、手間がかかったりしてなかなか取り組めなかった学び方にも手軽に取り組むことができるようになりました。また、タブレット端末の機能を使って児童生徒同士の意見交流を行うことで、学級の児童生徒全員が思いを伝え合うことができた場面もありました。教室にとどまらず、音楽室などの特別教室や運動場に持ち出している姿もよく見かけ、活動の幅が広がり、ICT機器が学校生活に欠かせないものになっていることを実感しています。

写真:授業風景2
【4年生:解き方を図で説明する(算数)】

反面、ICT機器の活用が進むにつれ、自ら手で書いていくことや、自分の考えを相手を見て伝えることなど、今までのアナログの良さも見えてきました。そこで、今年度はデジタルの良さとアナログの良さ、それぞれの良いとこどりをして、ベストミックスを探ることに取り組んでまいります。加えて、家庭と学校をつなぐツールとしての活用も実情に応じてすすめてまいります。そのためにはタブレット端末を家庭で使うためのルール作りといった情報モラル教育について、学校と家庭が同一歩調で進めることが欠かせません。これからもご家庭や地域の協力も得ながら、児童生徒にとってより良い学びになっているかを常に確かめ、効果的な活用法を探ってまいります。

令和4年(2022年)6月
東海市教育委員会 教育長 加藤 千博

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