教育長のページ　令和4年2月

2月になりました。県内の新型コロナウイルス感染者数の急増により、1月21日から2月13日まで愛知県に「まん延防止等重点措置」が再度適用されました。1月以降、小中学校においても児童生徒の感染が増加しており、一部の小中学校では臨時休業や学級閉鎖をしております。これまでと同様に、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など、感染予防対策の徹底と、混雑した場所や感染リスクの高い場所への不要不急の外出・移動の自粛等に努めていかなければなりません。

さて、本市では、平成30年(2018年)7月から通塾の機会がもてず学習習慣に不安を抱えている中学生を対象として、学習支援する場を提供し、居場所づくりとともに、学習習慣を身につけ、基礎学力の向上を目指すための学習支援教室(通称「学習広場　みらいーな」)を実施しております。

当初は、横須賀図書館において土曜日のみの開催でしたが、毎年の参加希望者の増加と複数地区での開催要望を受け、現在では日曜日は北地区(しあわせ村保健福祉センター)、土曜日は南地区(横須賀図書館)の2か所で開催し、より多くの生徒に学習機会の提供ができるようになりました。今年度は、約40人の中学生が参加しており、教員経験のある学習支援員や大学生等の学習サポーターの支援を受けながら、生徒一人ひとりが自分のペースで学習に取り組むことができております。学習習慣の定着のために、まずは楽しく学べる環境づくりとして、アットホームな雰囲気づくりを大事にしており、生徒も参加しやすいと感じてもらえているのではないでしょうか。

参加した生徒から、「学習習慣が身につき、学習意欲も高まった。」、「親身に教えてくれるので、分からなかったことが分かるようになった。」など前向きな意見も多数いただいており、私たちもやりがいを感じております。

「学習広場みらいーな」を開始して3年半が経過し、参加した多くの生徒に学習習慣を身につけ、楽しく学習し、基礎学力の向上につながる機会の提供ができていると考えております。これからも更に多くの生徒たちに学習の楽しさを伝えられるよう、引き続き学習支援を継続してまいります。

令和4年(2022年)2月
東海市教育委員会　教育長　加藤　千博